その四匹 ページ6
ころころとハムスターボールを転がすロボロに着いていけば玄関についた。あ、庭にでも出たのか。高い段差で転がせなくなったロボロを肩に乗っけて庭に出る。
『ひとら〜ん？』
カッポカッポと庭を歩くひとらんに声をかけると嬉しそうに鼻を鳴らした。この子はひとらん。お花が好きで大人しい。良く背中に乗ってお散歩するのが私とひとらんの楽しみだ。
『お仕事終わったから後でブラッシングしてあげるね。』
嬉しそうに鳴くひとらんは外で生活しているにも関わらず本当に綺麗な白馬だ。一度、ひとらんの写真を見かけた馬好きがひとらんに巨額の金を出して譲ってくれと頼んだ事もあるレベルなんだから。あ、もちろん断固してお断りしたけど。金なんかで大切な家族を譲る訳ないじゃん。
『てか、ゾムどこ行った？ひとらん知ってる？』
知らないと首を振るひとらん。ひとらんの所じゃ無いなら‥あ、あの子の所か。
『エーミール？』
プールを覗くと気持ちよさそうにエーミールが泳いでいた。私を見つけると嬉しそうにプールがからあがってやってきた。
『泳いでたんだね。わざわざ上がらなくても良いのに。』
そう言うと嬉しそうに私の指をあまがみする。あ〜、可愛い。
「ブー!」
『ん？どうしたの、トントン。ゾム見つけた?』
そう言うとプゴっと嬉しそうに鳴いて木を見上げる。良く見ればそこには木と同じ色になったカメレオンのゾムがいた。そんな所に‥。
『ゾム、そんな所にいたの。』
抱き上げて下ろせばロボロが頬袋に詰めたご飯を渡す。仲良いね、本当。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1868人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ここのつちゃん(プロフ) - 面白いなと思ったら知っている作者さんでした！！投稿頑張ってください！応援してます！ (2021年10月16日 14時) (
レス) @page38 id: c790a783a7 (このIDを非表示/違反報告)
さとう - 好き()更新頑張ってください! (2021年5月30日 7時) (レス) id: ecd79149f7 (このIDを非表示/違反報告)
きな粉 - 復帰おめでとうございます!!これからも頑張ってください！ (2021年3月31日 14時) (レス) id: c5ac09218a (このIDを非表示/違反報告)
きな粉 - 面白いです！更新頑張って下さいね (2021年1月11日 13時) (レス) id: c5ac09218a (このIDを非表示/違反報告)
欄 - 評価を５５６にしてしてしまった、、がんばえーーー！ (2021年1月1日 22時) (レス) id: 97c794166e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：鏡
| 作成日時：2019年8月17日 16時
