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グル「やっぱ此処に居たか。ストーカーめ」
トン「グルさん、やっぱ予想は当たっとったな。こいつから同じ匂いがするんや、間違いなく俺等の事を見とった奴やで。」
プゴプゴと鼻を動かしながらトントンが言う。
？「‥もしかして、ばれとった？いつから気づいてたんだ？」
グル「お前が俺達を空き地で見つめていた時からだ。逆に質問するゾ、お前は俺等と同じく異常だな？」
？「せや、同じく異常。お前等の事を見とったのは気になってたからだけやぞ。別にお前等の主を奪おうとして見てた訳じゃ無いからな。」
グル「当然だ。お前、名前は何て言うんだゾ。俺はグルッペン、こいつはトントンだ。まぁ、知ってるだろうがな」
まるで名前が誇りであるかと言う様にグルッペンとトントンの尻尾は自然に上がっていた。
？「俺の名前か？猫カフェだと大輝、人間だと大山大輝って名前だ。」
トン「猫カフェ？‥あぁ、都会から来たんか。」
良くこんな所に来たな、と珍しそうに言った。
？「まぁ、色々あったんや。彷徨ってたらお前等を見つけてな。」
ふーんと興味が無い様に言う。Aちゃんに頭を撫でて貰いながら。
『ん？グルちゃん、トンちゃん。仲良くなったの？』
にこにこと笑いながら言う。優しく撫でるその手つきに俺も撫でてほしくなってしまう。撫でられようとしていたトントンを退けてAちゃんの手に擦り寄ってみる。
『ん？撫でて良いの？』
？「せやよ〜、撫でてクレメンス〜」
トン「おい!いきなり何やねん!」
？「いいやろ、俺も撫でて欲しいんや。」
グル「お前!俺等の後をつけといて図々しいゾ!Aの撫で方が上手いのは知っているが!」
うるさい周りを他所にゆっくりとAちゃんが撫でてくれる。その撫で方が今までの誰よりも優しくて俺は膝に乗りながら喉を鳴らした。
トン「おい!お前!Aの膝の上に乗るな!」
グル「Aの膝は俺のもんなんだゾ!!突然来たやつが乗るんじゃないゾ!!」
？「良いやん、減るもんやないやろ!」
グル・トン「「お前は嫌だ!!」」
？「何やねん、それ」
余りにも理不尽すぎる。見せつけに手をペロペロと舐めてやる。更に悲鳴を上げた。
それが面白くて、こいつらを気に入って、頭の中に浮かんだ案を言った。
「俺、今日からAちゃんのペットになるわ。今まで嫌やったけどAちゃんなら良いわ!」
グル・トン「「はぁ!?」」
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ここのつちゃん(プロフ) - 面白いなと思ったら知っている作者さんでした！！投稿頑張ってください！応援してます！ (2021年10月16日 14時) (
レス) @page38 id: c790a783a7 (このIDを非表示/違反報告)
さとう - 好き()更新頑張ってください! (2021年5月30日 7時) (レス) id: ecd79149f7 (このIDを非表示/違反報告)
きな粉 - 復帰おめでとうございます!!これからも頑張ってください！ (2021年3月31日 14時) (レス) id: c5ac09218a (このIDを非表示/違反報告)
きな粉 - 面白いです！更新頑張って下さいね (2021年1月11日 13時) (レス) id: c5ac09218a (このIDを非表示/違反報告)
欄 - 評価を５５６にしてしてしまった、、がんばえーーー！ (2021年1月1日 22時) (レス) id: 97c794166e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鏡
| 作成日時：2019年8月17日 16時
