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グル「俺はグルッペン。Aの家族だゾ。お前、名前は何て言うんだ？」
？「俺は、えっと‥名前？出荷番号ってやつもまだ無い…。」
グル「出荷番号？ふむ‥そうか。お前養豚場から逃げ出してきたのか、なら安心しろ。Aは養豚場の娘じゃ無いからな。食う事はしないゾ。」
？「ホンマか？ホンマに食わないか？」
グル「食わないゾ。あぁ、でも人間になって驚かせようとはするなよ。Aは俺の能力も知らないんだ。」
不思議な事を言うそいつ。人間になるな？どういう事だか分からない俺にグルッペンは不思議そうな顔をした。
グル「お前も俺と同じ様に人間になれるんだろう？」
？「人間に？どういう事や？」
グル「‥気づいていないのか？多分、いや、絶対にお前は俺と同じ様に人間になれる能力があるはずだゾ。なんせ、俺と同じ匂いがしたからな｡」
そう言うと後で教えてやるからとグルッペンは言う。よく分からなかったが確かにグルッペンは俺と同じ匂いがした。
グ「ともかく、穴から出るんだゾ。大丈夫だ、Aは俺を助けてくれた。あいつは普通の残酷な人間共と違うからな!Aなら助けてくれる。きっと名前もつけてくれるゾ、俺もつけてもらったからな。」
？「‥ホンマに、俺の事食わへん？」
グル「食わないゾ。」
赤い目は嘘をついていなかった。俺はグルッペンを信じて外に出る。人間の子‥Aは俺とグルッペンを見てにっこりと笑った。
『ありがとう!グルッペン!』
グル「気にするな!ほっておけないんだろ？」
ぶんぶんと尻尾を振って笑うグルッペンをAは嬉しそうに頭や頬を撫でる。グルッペンはとても気持ちよさそうで羨ましくなってしまう。ジッと見ていた俺に気づいたのだろう。Aはおいでと言う様に手を広げた。グルッペンが撫でてもらえと言う。
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ここのつちゃん(プロフ) - 面白いなと思ったら知っている作者さんでした！！投稿頑張ってください！応援してます！ (2021年10月16日 14時) (
レス) @page38 id: c790a783a7 (このIDを非表示/違反報告)
さとう - 好き()更新頑張ってください! (2021年5月30日 7時) (レス) id: ecd79149f7 (このIDを非表示/違反報告)
きな粉 - 復帰おめでとうございます!!これからも頑張ってください！ (2021年3月31日 14時) (レス) id: c5ac09218a (このIDを非表示/違反報告)
きな粉 - 面白いです！更新頑張って下さいね (2021年1月11日 13時) (レス) id: c5ac09218a (このIDを非表示/違反報告)
欄 - 評価を５５６にしてしてしまった、、がんばえーーー！ (2021年1月1日 22時) (レス) id: 97c794166e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鏡
| 作成日時：2019年8月17日 16時
