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«1年前»
とてつもなく広大な研究所に、1台の車が停まっていた。見るからに高級車なそれから降りた執事が車のドアを開ければ、中から丸々と太った男と白いフリル付きのワンピースを着た少女が降りてきた。
少女…Aは王女とは言えぬ顔を一瞬だけした。前世の癖だ、周囲を観察する為に目を細めて見渡すのは。だが、一緒に降りたAの父親から呼ばれ振り向いた時には、ふわふわとした可愛らしい世間知らずな王女様に戻っていた。
『お父様、すごく広いですわね。』
「Aちゃんが気になるって言うから連れてきたんだよ？まぁ、これは私の父上様から受け継がれて着た研究所だからね。Aちゃんにも将来は知っておいて欲しかったから良かったけどね。」
そう言ってデレデレとする自身の父親に内心で舌打ちをしていると、細みで怪しげな男が迎えへと上がった。男はAと国王にヘコヘコと挨拶をし始めた。
「これはこれは、国王陛下様に王女様。ようこそ研究所へ。」
「社交辞令は良い。それよりも研究の成果を見せろ。」
そう言えば、男は勿論。と案内を始める。Aが態々余り好いてない父親と出かけたのはその研究の成果を見るためだ。国の金の一部を使い行う秘密裏の研究…何があるのか、どんな成果なのか、潰す必要があるのかを知るために態々此処まで来た。しかし、彼女の隣に常につく忠犬グルッペンは今回は居ない。他の優秀な護衛が居るからと止められてしまったのだ。これに関して、グルッペンは非常に不服そうで無理にでもついていこうとしていたがAに止められた事で泣く泣く諦めた。3日間の留守の為、城に帰ればしばらく離れないだろう。
ため息をつきながら、Aは聞いた。
『ねえ、研究って何の研究ですの？』
そう聞けば、男は楽しそうに説明を始めた。
徐々に表情が強張るAに気づかず。
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ぱぁ - Mエミ最高です…！一ヶ月に二回は読みにきてますw (2020年8月19日 15時) (
レス) id: 3f15dcefd5 (このIDを非表示/違反報告)
階梯(プロフ) - リクエスト、お答えしてくれてありがとうございます！凄い面白かったです！続編も頑張ってください (2020年3月1日 8時) (レス) id: 98e981bcd0 (このIDを非表示/違反報告)
階梯(プロフ) - 鏡さん» ありがとうございます！楽しみにしてます！ (2020年2月25日 6時) (レス) id: 98e981bcd0 (このIDを非表示/違反報告)
鏡(プロフ) - 階梯さん» 初コメありがとうございます!リクエストお受け致します!!トントン編が終わるまで暫しお待ちを!! (2020年2月24日 21時) (レス) id: 8609e55ade (このIDを非表示/違反報告)
鏡(プロフ) - 南雲さん» ありがとうございます!がんばります (2020年2月24日 21時) (レス) id: 8609e55ade (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鏡
| 作成日時：2020年2月13日 11時
