買ったのではない ページ9
今まで黙っていたコネシマが声をあげる。それに関しては、グルッペンも驚いていた。
では、何故自分達を買ったのかと疑問が残る。 Aは静かに笑うと言った。
『コネシマ、私は君達を買ったんじゃ無い。助けただけだよ。私はいつか王になる。何かある人は助けなければならない、国民で無くともね。それじゃ、メイドさんに付いていって。夕食の時に会おう！』
「「は？！」」
目の前まで来たメイドさん達に『お願いね』と告げると、さっさと何処かへ行ってしまう。
残されたのは、訳も分からないグルッペン達とメイドさんのみだった。
tn「何なんや、此処…。」
メイドさん達に連れられて入った浴場でポツリとトントンが呟く。先程まで静かに警戒していた他の奴らもキラキラした、しかし不安そうな目で周りを見ていた。
em「…此処、王族専用の浴場だと思いますよ。明らかに従者の浴場とは造りが違います。」
エーミールが言う。確かにそうだ。自分達を買った貴族が身につけていた絹の様な白い水…いや、湯気がたっているからお湯だ。良い香りもする。
それだけじゃ無い。石鹸までもが置いてある。しかも、3種類も。字が書いてあるが、俺達じゃ読む事が出来ないから、どうすれば良いのか分からない。石鹸なんて高い物を俺達が使って良いのか？
syo「なあなあ！入って良いんかな？」
シャオロンが言う。グルッペンは、静かに悩むが、ゾムが声をあげた。
zm「いや、こんな所を俺達が使って良い訳無いやろ。きっと罠や、水だって可怪しい色しとるし毒じゃ無いんか？」
kｒ「いや、入浴剤っていう物があるんだ。それを入れとるんじゃ無いかな？でも、石鹸だってあるし僕達が入って良いのかな…？」
ut「先生、入浴剤って高価な物じゃなかったですか？」
グルッペン達の中でも、物知りなクラレに鬱が聞くと普通の貴族には買えないものだと答えた。
ht「…場違いだと、俺は思う。」
shp「むぅぅ…でも、何で俺達が通されたんやろ」
ci「そうですよ！メイドさん達も優しそうだったから違うんじゃ無いですか？」
険しい表情をしていた三人が静かに声をあげる。
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鏡(プロフ) - 雪鈴さん» ありがとうございます!第二章も楽しみにしててください! (2019年11月18日 15時) (
レス) id: 8609e55ade (このIDを非表示/違反報告)
雪鈴(プロフ) - 第一部完結おめでとうございます!!第二部も無理をせず頑張って下さい!!楽しみにしてます☆ (2019年11月18日 12時) (レス) id: 19448fa7ba (このIDを非表示/違反報告)
鏡(プロフ) - 怜さん» 父上はイケメンッス (2019年11月6日 20時) (レス) id: 8609e55ade (このIDを非表示/違反報告)
怜 - いや、父上かっこよすぎやしませんかねぇ (2019年11月6日 19時) (レス) id: 1134e207d6 (このIDを非表示/違反報告)
鏡(プロフ) - あめさんさん» 笑ピクリュウのよっこら様のイラストメーカーを使いました!!うますぎますよね! (2019年11月6日 17時) (レス) id: 8609e55ade (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鏡
| 作成日時：2019年10月26日 8時
