渡したい物↓ ページ27
『鬱。』
ut 「は〜い！」
ふわっと返事をする鬱。昨日はあんなに取り乱したのに今は全く平然として、俺には何を?と聞いてきた。
『鬱には、ネクタイとスーツ。城下町でスーツは貴族の服よりもかっこいいって言ってたでしょ?色は、鬱の目と同じ青にした。』
ut「…俺の目の色と同じかぁ…めっちゃ嬉しいですわ、A様！」
『なら、良かった。』
そう言うと自分から前に出て俺の事も撫でてくれるんですよね?と聞いてきたので頭を撫でた。次の名前を呼ぶ。
『エーミール』
em「はい、A様」
そう言って前に出てきたエーミールに数冊の本とティーカップのセットを渡す。
em「本…!にティーカップですか?」
『そう。エーミール、私が本を読み聞かせた時に文字を目で追ってたでしょ?それに本が好きそうだったから私が昔読んでもらった本を。ティーカップは、紅茶に目を輝かせてたからね。そのうち、美味しい紅茶をご馳走してね。』
em「はい…!絶対に一番美味しい紅茶をいれますからね。楽しみにしててください。」
『うん、楽しみにしてる。』
そう言って頭を撫でると顔を赤らめ恥ずかしそうにした。次の名前を呼ぶ。
『トントン』
tn「はい。」
前にスッと出てくるトントンの首にマフラーを巻いた。兄さんの色違いの赤色のマフラーを。
『トントンには、兄さんと同じマフラーを。真っ赤な色は君と同じ目の色を。』
tn「暖かいですね…。」
『寒い時には暖かく、暖かい時には冷たくなる魔法が掛かってるからね。』
そう言って静かに頭を撫でた。そして、最後の名前を呼んだ。
『グルッペン』
gr「はい、A様。」
『グルッペンには、ネクタイとスーツを。そしてもう一つ。』
私は、一つ間をおいて言った。
『フューラー。貴方に、グルッペン・フューラーという名字を与えます。』
gr「……!!」
『グルッペン・フューラー。その名を将来私の側近として世界で聞く様になるため励みなさい。』
gr「ＩknowA」
ゆっくりと膝まずくグルッペンの頭をゆっくりと撫でて手を離す。そして
『プレゼントとは別に。譲与する物をね』
そう言って魔法でそれぞれに渡す。
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鏡(プロフ) - 雪鈴さん» ありがとうございます!第二章も楽しみにしててください! (2019年11月18日 15時) (
レス) id: 8609e55ade (このIDを非表示/違反報告)
雪鈴(プロフ) - 第一部完結おめでとうございます!!第二部も無理をせず頑張って下さい!!楽しみにしてます☆ (2019年11月18日 12時) (レス) id: 19448fa7ba (このIDを非表示/違反報告)
鏡(プロフ) - 怜さん» 父上はイケメンッス (2019年11月6日 20時) (レス) id: 8609e55ade (このIDを非表示/違反報告)
怜 - いや、父上かっこよすぎやしませんかねぇ (2019年11月6日 19時) (レス) id: 1134e207d6 (このIDを非表示/違反報告)
鏡(プロフ) - あめさんさん» 笑ピクリュウのよっこら様のイラストメーカーを使いました!!うますぎますよね! (2019年11月6日 17時) (レス) id: 8609e55ade (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鏡
| 作成日時：2019年10月26日 8時
