王女と母上と父上 ページ16
あれから、父上と母上にきちんと承諾してもらった。彼等を私の護衛にしたい、と。まだ私達は弱い。このまま呑気に過ごしていても夢は叶えられない。夢を叶える為には強くならなければならない。
そして、朝
『父上、母上。今日は城下町に行きたいので許可をください。』
グルッペン達は、私の護衛なので此処には居ない。メイドさん達と御飯を食べている。
「皆を案内するのかい?」
『はい!王都の事を少しでも知っておいてほしいので!良いでしょ?』
「良いな、私もまじ「あなた?」あはは、気をつけて行っておいで」
「A、行くのは良いけど気を付けて行きなさい。何かあったらインカムで教えなさい」
『はい!母上!』
この通り、私の父上と母上は仲がいい。何でも父上は私と同じ位の年頃から脱走ばかりしていたらしい。ある時、怪我をした所で母上と出会ったんだとか。
母上は、優しくて強い。国民からも愛されている人だ。私も皆と同じ様に母上の事が大好きなんだ。
私にも、いつか母上の様に強く優しい人が夫になる時がくるのかもしれない。まぁ、少なくとも脱走を許してくれる人なら良いな。母上、父上と脱走して王都のケーキ屋へ行くと鬼の様に怖いから…。まぁ、仕事を貯めまくる父上のせいだけど。
「あなた、3日分の仕事を片付けるまで甘い物は禁止ですからね」
「え、そんな殺生な…!」
「食べたいなら仕事を片してください。」
「…分かったよ‥。」
うん、やっぱり母上は怖いな。
そう思いながらパンを口にした。
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鏡(プロフ) - 雪鈴さん» ありがとうございます!第二章も楽しみにしててください! (2019年11月18日 15時) (レス) id: 8609e55ade (このIDを非表示/違反報告)
雪鈴(プロフ) - 第一部完結おめでとうございます!!第二部も無理をせず頑張って下さい!!楽しみにしてます☆ (2019年11月18日 12時) (レス) id: 19448fa7ba (このIDを非表示/違反報告)
鏡(プロフ) - 怜さん» 父上はイケメンッス (2019年11月6日 20時) (レス) id: 8609e55ade (このIDを非表示/違反報告)
怜 - いや、父上かっこよすぎやしませんかねぇ (2019年11月6日 19時) (レス) id: 1134e207d6 (このIDを非表示/違反報告)
鏡(プロフ) - あめさんさん» 笑ピクリュウのよっこら様のイラストメーカーを使いました!!うますぎますよね! (2019年11月6日 17時) (レス) id: 8609e55ade (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:鏡 | 作成日時:2019年10月26日 8時