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泣きすぎて頭が鈍い痛みを訴える。酸素が足りないのか鼻のすすりすぎかどちらか分からないけどその痛みはどこか心地よいようにも思えて気づかれないように黙っていた
嬉しくてこんなに泣くことがあるのだと知ることができた痛みだ。忘れたくないなと思う
「塚内さん、さっき言ってた誓約に関して伺っても？」
相澤のその言葉にそう言えばそんなことを話していたなとAも視線を塚内に向ける。一瞬目があって柔らかく細められたのが分かって心にぽっと熱が灯る
「大方予想しているとは思うけどAにはこのままヒーローを目指してもらう。日本の平和のためにこれから尽力を誓約とするって」
「え」
塚内から伝えられたことはAには意外すぎるものだった。しかし、相澤はつぎ前置きしてる通り予想していた通りのようで特別驚いてはいなかった
「現状は監視も含めてのヒーロー科残留。敵的思想が芽生えないように教育指導しろとのことだ」
「はぁ、くだらない。そんなもの芽生えるはずもないだろう。雄英がやることは今までと何も変わらない。AがAらしく望む生き方ができるよう支えるだけです」
そう言ってもらえるとことは嬉しいことだった。でも、こんな自分がヒーローになんてなれるのだろうか。いや、塚内の話ではヒーローになることはもう決定事項なのだろう、そこにAの意思はいらない
「A、」
「っ」
塚内に名を呼ばれビクリと肩が跳ねる
少し険しくなった瞳にゴクリと喉が鳴った
「私達は君を使い捨ての道具みたいにするつもりはないからね」
「考えてる事は想像がつく。けどそうじゃあない。お前がお前らしく生きるのが前提だ」
「僕が…僕らし、く？」
また言葉の意味は理解できるけどそれが何を指すものなのかうまくのみこめない
それを見て塚内と相澤は息があったように息を吐き出すと呆れたような苦笑いを浮かべてそれぞれにAの頭をくしゃくしゃと撫で回した
「えっ…な、…」
「Aはもう我慢しなくていいんだよ。ヒーローを強要させてしまう私が言うことではないけれど」
「でも強制させる気はない。お前がその目で見てその心で感じてその手で大切にしたいもの壊したくないと思えるものを守れ」
「大切に…壊したくない…もの」
「ああ、そして嫌な事は嫌だと言えばいい。やりたくない事はしなくていい」
「！」
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みけいぬこ(プロフ) - ryupu861さん» コメントありがとうございます！続編は書こうと思ってましてようやくとなりました✦ฺまたお来ていただいてありがとうございます！更新頑張っていきますね！ (2023年4月4日 7時) (
レス) id: a23455ed84 (このIDを非表示/違反報告)
ryupu861(プロフ) - 初めまして！何ヶ月か前に読んでいて、続編が出ていてびっくりです！これからも楽しみにしています！ (2023年4月3日 23時) (レス) @page42 id: 951cdc533b (このIDを非表示/違反報告)
縷々(プロフ) - みけいぬこさん» わっ、わっ、レスありがとうございます✨恐れ多いだなんて！！もっと自信を持ってください！！みけいぬこさんの文才には到底敵いませんが、仲良くしていただけると幸です！！ (2023年3月30日 18時) (レス) id: a8b0369670 (このIDを非表示/違反報告)
みけいぬこ(プロフ) - 縷々さん» そして！！小説書かれていたのですね！しかも…私のようななんて…嬉し恥ずかし恐れ多い！でも嬉しいです✧︎共に楽しんでいきましょう！！ (2023年3月30日 12時) (レス) id: a23455ed84 (このIDを非表示/違反報告)
みけいぬこ(プロフ) - 縷々さん» コメントありがとうございます！そして友人申請気づかず申し訳ありませんっ！普段あまりないので💦仲良くしてくださいませ！深夜に発狂笑考えが纏まらず原作がハラハラ展開すぎてどうしようかと思ってました！普通の人生、波乱気味ですが歩ませていこうと思います！ (2023年3月30日 12時) (レス) id: a23455ed84 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みけいぬこ
| 作成日時：2023年3月17日 12時
