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突然の再会はいきなりで担任の相澤に抱き寄せられる姿は相変わらず頼りなさそうで弱々しくて、薄いと思っていた背中がまた薄くなったなと爆豪は思う
「精神的に不安定だからな。記憶の混濁もあったからお前たちに会わせられなかった」
「そうだったんですね、でも…元気そうでよかったです」
「そうだな、ここ数週間である程度は回復した」
幼なじみの安堵した声に爆豪は何が良かったんだか、と心の中で思う
万全じゃない体調
精神の不安定さ
記憶の混濁
それらはどれも改善されたとは断言していないものだ
ブルーローズと呼ばれるマフィアとして雄英を襲撃してきて3週間以上経ってるのに、だ
「……髪」
まじまじと見ていたらヘッドホンを付けてることに気づいた。それと同時に短くなったそれを思わず口に出す
前は女かと思う程に長い綺麗な黒髪だったなとふと思った
「リカバリーガールに整えてもらった。誰かさんのおかげで焼け焦げたからな」
「…チッ」
「かかかかっちゃん！？」
「爆豪少年はA少年を救いたい一心からの行動だよね！だからこそ今ここにこうして彼がいる！グッジョブなことだよ！！」
一気に空気が悪くなったと察したのかあからさまに慌てる後ろ2人にイラつく
しかし、気になったその髪を切らせる原因は己にあるのだからこれ以上その負い目を晒すまいと口を紡ぐ。どこか楽しそうな担任を睨むことは忘れない
「ま、まだもう少しかかるからお前ら本当にだれにもはなすなよ。あと、怪我については痛みが増したり引かないようなら保健室いけ。ここには来るなよ。ただし、余程の事でなければ婆さんの個性は頼るな。勝手な傷は勝手に治せ！」
スルスルとキツく締め上げてきていた捕縛布が完全に外されそう話を締めくくったように相澤が言い切る
隣で「はい、すみませんでした」と汐らしく謝る緑谷
その言葉を受けてオールマイトがそろそろ寮に戻ろうかと立ち上がらせてくるから流れは完全にお開きというモードだ
「爆豪少年も、行こうか」
「かっちゃん…？」
1人立ち上がらない爆豪に催促の声がするも、爆豪はじっと相澤に擦り寄る背中を見つめていた
その目つきの悪さから睨みつけてるように周りからは見えなくもないが爆豪自身、怒ってるわけではなかった
「いつまで、隠してるつもりだ」
「…時期がきたら話すよ。そう遠くない」
精神が安定するまで
そう言外に含ませてるのは理解できる
だがそれは、時間が解決するものなのだろうか？
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みけいぬこ(プロフ) - ryupu861さん» コメントありがとうございます！続編は書こうと思ってましてようやくとなりました✦ฺまたお来ていただいてありがとうございます！更新頑張っていきますね！ (2023年4月4日 7時) (
レス) id: a23455ed84 (このIDを非表示/違反報告)
ryupu861(プロフ) - 初めまして！何ヶ月か前に読んでいて、続編が出ていてびっくりです！これからも楽しみにしています！ (2023年4月3日 23時) (レス) @page42 id: 951cdc533b (このIDを非表示/違反報告)
縷々(プロフ) - みけいぬこさん» わっ、わっ、レスありがとうございます✨恐れ多いだなんて！！もっと自信を持ってください！！みけいぬこさんの文才には到底敵いませんが、仲良くしていただけると幸です！！ (2023年3月30日 18時) (レス) id: a8b0369670 (このIDを非表示/違反報告)
みけいぬこ(プロフ) - 縷々さん» そして！！小説書かれていたのですね！しかも…私のようななんて…嬉し恥ずかし恐れ多い！でも嬉しいです✧︎共に楽しんでいきましょう！！ (2023年3月30日 12時) (レス) id: a23455ed84 (このIDを非表示/違反報告)
みけいぬこ(プロフ) - 縷々さん» コメントありがとうございます！そして友人申請気づかず申し訳ありませんっ！普段あまりないので💦仲良くしてくださいませ！深夜に発狂笑考えが纏まらず原作がハラハラ展開すぎてどうしようかと思ってました！普通の人生、波乱気味ですが歩ませていこうと思います！ (2023年3月30日 12時) (レス) id: a23455ed84 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みけいぬこ
| 作成日時：2023年3月17日 12時
