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＿＿…
「やぁ！元気だったかい？」
「……お、おはようございます」
相澤がそんな事を喜んでいるとは露知らず、Aは教員寮の談話室のテーブルに数学の諸々を広げ取りかかろうとしていた
そんな折、軽いノックと共に開け放たれた扉に目を向けると
「冬の乾燥対策もバッチリ。完璧毛艶の校長さ！Aくんに会いに来たのさ」
「……俺、に…？」
小さな身体でてくてくと廊下を歩きこちらに向かってくる校長
その姿を目で追っていたAだったが、ふと別の気配を感じ扉に視線を向けて、ガタリ…と思わず椅子を鳴らして立ち上がる
「何もしない。僕は塚内、こちらはヒーローのグラントリノだ」
「……ヒーロー、」
見知らぬ男性に眉根を下げあからさまに不安と警戒を表に出すAに塚内は両手を上に上げて敵意はないことを示す。隣で「なかなかじゃな…」と苦言を漏らすグラントリノに内心同意し、なるべく怖がらせないように柔らかくを意識して口の端を持ち上げる
「オールマイトと懇意にさせてもらってる、一応警察の人間だよ」
「警察…」
前置きに安心材料を、そして不安要素の言葉をAに伝えると予想通りAは顔色をさぁっと青くさせた
Aの過去は知っている。犯 してきたものの自覚が彼にはあるとも聞き及んでいるから警察の2文字は彼にとってあまりいい印象は持たせないだろう
ついに罪を償う時が来た
とでも思っていそうだ、とさほど交流をしていないのに塚内はAの胸の内が手に取るように分かった
「安心してくれ、今回は君を捕まえるなんていう物騒な話じゃないのさ。もっともそんな事させるわけもないのだけどね」
「……ぇ」
「校長の言う通り、警察は君を捕まえる気は今のところないよ。君が今後故意に誰かを傷つけない限りはね」
校長の助け舟もあり、ようやくAの身体から強ばりが僅かに消えた。それに塚内は少し安心すると、なるべく怖がらせないようにその場でAに向けて言葉を向ける
「今日は君にお願いがあってきたんだ」
会って早々申し訳ないが、早速本題を話し始める
「お願い…？」
「嫌だったら断ってくれてもいい。君に負担をかけてしまうことだから。でも、これからのために君の力を借りられたら何か前進ができるのではないかと思っての相談だ」
「お前さん、脳無の製造過程に無理矢理関与させられていたそうじゃな」
「っ……」
それは思い出したくない過去
無意識に両手首の消えない痣をAは隠した
．
3→←Wo Liebe ist, gibt es keine Last.
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みけいぬこ(プロフ) - レインさん» コメントありがとうございます！私も気づいてすぐ更新したのですが何故かすぐ非公開になってしまって汗また載せましたのでよろしくお願いします( т т ) (2022年10月31日 2時) (
レス) id: b16ff3489c (このIDを非表示/違反報告)
みけいぬこ(プロフ) - スズレカさん» コメントありがとうございます💦何度か載せてるのですが何故か非公開になってしまって。上げ直しましたのでご確認お願いします！ (2022年10月31日 2時) (レス) id: b16ff3489c (このIDを非表示/違反報告)
レイン(プロフ) - 突然すみません！最近の更新話で3の次が5になっていて4が抜けていて話が飛んでいるような気がします。私側の不具合でしたらすみません💦 (2022年10月28日 22時) (レス) id: 569c36d262 (このIDを非表示/違反報告)
スズレカ(プロフ) - 初コメ失礼します。Himmelhoch uitramarinの4話目が非公開になってるかもしれません（違ったらごめんなさい）。いつも楽しみに待ってます。更新頑張ってください！ (2022年10月28日 21時) (レス) id: d908ec33e4 (このIDを非表示/違反報告)
みけいぬこ(プロフ) - せつなさん» 修学旅行おかえりなさい！更新させていただいております！比較的ほのぼのライフを送っています笑楽しんでもらえてますと幸いです*.(๓´͈ ˘ `͈๓).* (2022年10月28日 5時) (レス) id: b16ff3489c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みけいぬこ
| 作成日時：2022年10月6日 14時
