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これに無意識にAを重ねてしまった
Aの周りにいた大人が己の責任を、真っ当な行いをその身で真摯に請け負い生きてさえいれば
Aはああも多く痛みを負うことはなかったのに
自己責任で完結する世界
それはそれで良いなとも思う
でも
「…それじゃあ、俺がAを守ってやれねぇな」
「？轟くん、何か言った？」
「…いや」
思わず漏れた一人言は誰にも答えを求めたわけではない
ただ、ホークスの言う世界を想像して少し窮屈だな、
とそう思っただけ
小さな幸せを噛み締めるように控えめに笑うAを
隣で眺めていられる世界は
それではないな、と思っただけ
「NO.2が推す本…僕も読んでみよう。あの速さの秘訣が隠されてるかも」
「そんな君の為に持ってきてました！」
「用意がすごい！！？」
パパパっと目にも止まらぬ速さで本を渡される
時代はNO.2だとおちゃらけて話すホークスは本当にこの本にのめり込んでいるように見える
「この本が大好きなんですね…こんなに持ってるなんて」
「布教用だと思うよ」
轟がそうなのか、と言う前にホークスはその通りだと緑谷に返す
何から何まで速い彼はどこまで見えているのだろう
「あぁ…そう言えば、あの死穢八斎會の所で保護された子達って今後はどうしていくとか聞いてる？」
「え？」
世間話の続きのように軽い口調で問われた内容に、緑谷は思わず口篭る
いくらNO.2とは言え、こんな開けた場所で軽々と話して良いものか、？
「なんで、あんたがそれを知りたがる」
「とっ轟くん…！」
緑谷が躊躇した数秒で、轟は緑谷を押しのけずいっと前に出る
少し眉を怒らせどこかNO.1を彷彿とさせるようなその眼光に、ホークスは少し目を細めた
「えー一応NO.2だから、現状把握の一環なんだけど」
「NO.2でもあんたの管轄は福岡だろ。雄英卒でもないのにその情報は必要なんですか」
「…まァ確かに必要が必要じゃないかで言ったらそこまでって感じかな。細かい所まで広く情報を把握してると動きやすいんだよね」
敵に情報を売って更なる情報を得たりできるから…とは心内に秘めておく
しかし、それを察しているかのように轟の表情はより険しくなった
「…Aをあんたの道具にしないでくれ。やっと皺寄せを乗り越えて自由を歩み始めたんだ」
「！」
．
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みけいぬこ(プロフ) - レインさん» コメントありがとうございます！私も気づいてすぐ更新したのですが何故かすぐ非公開になってしまって汗また載せましたのでよろしくお願いします( т т ) (2022年10月31日 2時) (
レス) id: b16ff3489c (このIDを非表示/違反報告)
みけいぬこ(プロフ) - スズレカさん» コメントありがとうございます💦何度か載せてるのですが何故か非公開になってしまって。上げ直しましたのでご確認お願いします！ (2022年10月31日 2時) (レス) id: b16ff3489c (このIDを非表示/違反報告)
レイン(プロフ) - 突然すみません！最近の更新話で3の次が5になっていて4が抜けていて話が飛んでいるような気がします。私側の不具合でしたらすみません💦 (2022年10月28日 22時) (レス) id: 569c36d262 (このIDを非表示/違反報告)
スズレカ(プロフ) - 初コメ失礼します。Himmelhoch uitramarinの4話目が非公開になってるかもしれません（違ったらごめんなさい）。いつも楽しみに待ってます。更新頑張ってください！ (2022年10月28日 21時) (レス) id: d908ec33e4 (このIDを非表示/違反報告)
みけいぬこ(プロフ) - せつなさん» 修学旅行おかえりなさい！更新させていただいております！比較的ほのぼのライフを送っています笑楽しんでもらえてますと幸いです*.(๓´͈ ˘ `͈๓).* (2022年10月28日 5時) (レス) id: b16ff3489c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みけいぬこ
| 作成日時：2022年10月6日 14時
