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「氷叢氏、作戦はいかがする」
「うーん……」
隣には宍田一人
そして開けたゴツゴツとした岩場のど真ん中に立ってAは想像通りの展開にどうしたものかと頭を悩ませた
「ミッドナイト先生の個性は眠り香。鼻のきく我々には天敵ですな。遠距離で攻撃となると私は投擲するくらいしか」
宍田の言う通り、宛てがわれたプロヒーローはミッドナイト
強制的に眠らせる個性をもち野生的な面を持つAと宍田にとっては相性が中々によろしくない
「しかもこちら側は風下。正面突破でゴールするには不利ですぞ」
そういった所も考えてフィールドが作られていると思うと本当に実戦を想定していると感じさせる。試験的要因で言えば達成条件が敵役である教師陣を倒して専用のカフスをつけるか応援を呼ぶという形式で専用のゲートをどちらかが潜り逃走成功とするか
「(周りは開けた地形、隠れられる岩場も数える程。ミッドナイト先生は攻撃特化ではないにしてもサポートアイテムを使えば中距離にはなる、か……)基本逃走、交戦は最小限に抑えるのがいいと思う」
「どちらか一人がゲートをくぐればいいということなら私が囮に」
「いや、宍田はゴールする事を考えてほしい。俺が囮になる」
「準備は出来たかしらー」
ゲート前から余裕でどこか大人な声に2人は視線をそちらに向ける。豊満な体を惜しげもなく晒しどこか恍惚とした表情のミッドナイトが優美な扇を構えて立ち塞がっていた
「さァ…楽しませてちょうだい。お二人さん」
「……圧倒的ボス感ですぞ…氷叢氏」
「……鼻呼吸は極力控えよう、宍田は始まったらすぐ体勢低くしてビーストモードをダッシュの時のみにしてくれれば後は俺が先生を引きつける」
「承知した」
開始の合図がまもなくといった所
Aは警戒に身を低くし両手に意識を集中させた
「(まずは先生の視界から宍田を消さなきゃ…)」
今のうちに臭いでおおよそのミッドナイトとの距離をはかる。始まったらしばらく鼻は使えない。あちらはこっちの鼻の良さを理解しているから個性をぶっぱしてきてもおかしくはない
「視界を悪くして香りを、落とす…！」
START！！
どこからともなく放たれたその言葉を聞き、ミッドナイトとAはそれぞれほぼ同時に両手を振るった
ミッドナイトは淡いピンクの眠り香を
Aは両者の間に無数の氷塊をそれぞれに放ったのだった
．
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みけいぬこ(プロフ) - 早桃さん» ありがとうございますっ！！更新強化していこうと思ってて他の作品とは少し違う視点でいこうと思うのであたたかく見守っていただけますと嬉しいです！ (2023年1月29日 11時) (
レス) id: a23455ed84 (このIDを非表示/違反報告)
早桃 - やばいめっちゃ好きです！！大好きです！これからも無理せずに更新頑張って下さい！応援してますぅぅぅ！ (2023年1月29日 10時) (レス) @page48 id: 363e501944 (このIDを非表示/違反報告)
みけいぬこ(プロフ) - 千椛さん» コメントありがとうございます！ここを楽しみにしてくれてる人がいて喜びに震えております！頑張ります！ (2022年12月7日 11時) (レス) id: b16ff3489c (このIDを非表示/違反報告)
千椛(プロフ) - 更新楽しみに待ってます！！ (2022年12月6日 22時) (レス) @page31 id: f9704de043 (このIDを非表示/違反報告)
みけいぬこ(プロフ) - 月の光さん» コメントありがとうございます！魔ってました( º^º; )修正致しました！ご指摘ありがとうございます！氷叢くんいつか混沌に巻き込まれていくのですがなるべく穏やかにがんばっていきます(*`･ω･)ゞ (2022年10月4日 22時) (レス) id: b16ff3489c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みけいぬこ
| 作成日時：2022年10月3日 18時
