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「勝つのは俺だ！豚肉一人で食ってやる……！」
「おい！ひとり占めすんなよ！」
物間の高笑いに怖じける事無く噛み付いてくる爆豪。当初の目的を逸脱してるような言動にすがさま瀬呂のツッコミがはいる。そんなこんなでも着々と話は進んでいくようでこれから腕相撲大会が始まる。レフェリーに扮した飯田がテキパキと指示を出していくのに皆当然のように従い出すのを眺めていたら、緑谷の隣にいた轟がふいと動き出す
「おい、そいつ担いだままじゃあ戦えねぇだろ。預かっといてやるよ」
「(？！氷叢くんをそんな荷物預かりますみたいなノリで！？)」
「おお！悪いな！頼むわ！」
「(頼むんかい！)」
軽いノリで鉄哲から轟へと手渡された(？)Aはそのままされるがままに轟によってA組側まで連れてこられる。ぐったりとしたような様子にもしかして体調でも悪いんじゃあ…と思った緑谷だが
「お前がこんなのに来るなんて珍しいな」
「…わけも分からず連れてこられたんだ。風呂はいりたい」
「…巻き込まれたんだね、氷叢くん」
パタリパタリと白藤の尾を揺らしどこか据わってるその瞳に、緑谷は全てを察し哀れみの目をAに向けた
「…はー。なんだか妙なことになっちゃったね」
「あぁ」
進んでいく現状にどこか置いてかれているように静かな空気感の3人。テキパキと指示を出していく飯田の姿を眺め、B組の中でも取り分け冷静で常識人な部類に入る面々が腕相撲大会に参加していることをAは今理解してはぁとため息が漏れた
「物間、これから補習のくせに…こんなの焚き付けて」
「え？！」
ぽつりと零したAの言葉に緑谷は大袈裟に驚きの声を上げる
「も、物間くん補習なの？！」
「…そう、B組唯一のね。まだ終わってないよね」
Aが言う通り、時計を見た飯田が補習という単語を出せばA組の補習のある瀬呂、上鳴、切島が慌て出す。この不毛な戦いを優先できるはずもなく抜け出してくるなどと言いながら去っていく背中を見送り
「じゃ、そういうことで僕も補習行ってくる」
「お前もかよ！！」
爆豪に突っ込まれても悪気もなく平然と部屋を出ていく物間を見て本当に無駄な戦いが始まるんだとため息をこぼした
「物間くんってもしかしたら大物なのかもしれない…」
「とんだ小物かもしれねえぞ」
畏敬の念を含んだ眼差しの緑谷とそれにどうでもよさそうに欠伸をかみ殺す轟の声を聞いた
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みけいぬこ(プロフ) - 早桃さん» ありがとうございますっ！！更新強化していこうと思ってて他の作品とは少し違う視点でいこうと思うのであたたかく見守っていただけますと嬉しいです！ (2023年1月29日 11時) (
レス) id: a23455ed84 (このIDを非表示/違反報告)
早桃 - やばいめっちゃ好きです！！大好きです！これからも無理せずに更新頑張って下さい！応援してますぅぅぅ！ (2023年1月29日 10時) (レス) @page48 id: 363e501944 (このIDを非表示/違反報告)
みけいぬこ(プロフ) - 千椛さん» コメントありがとうございます！ここを楽しみにしてくれてる人がいて喜びに震えております！頑張ります！ (2022年12月7日 11時) (レス) id: b16ff3489c (このIDを非表示/違反報告)
千椛(プロフ) - 更新楽しみに待ってます！！ (2022年12月6日 22時) (レス) @page31 id: f9704de043 (このIDを非表示/違反報告)
みけいぬこ(プロフ) - 月の光さん» コメントありがとうございます！魔ってました( º^º; )修正致しました！ご指摘ありがとうございます！氷叢くんいつか混沌に巻き込まれていくのですがなるべく穏やかにがんばっていきます(*`･ω･)ゞ (2022年10月4日 22時) (レス) id: b16ff3489c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みけいぬこ
| 作成日時：2022年10月3日 18時
