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「たのもう！！」
その声とともに、A組男子の寝泊まりしている大部屋の襖が、スパンっとまるで道場破りのように勢いよく開かれた
耳元でうるさいと思いながら正面から(Aからみたら背後から)同じように快活な声が聞こえ恐らくA組の男子の大部屋なのだろうと察する。物間のなぜか勝ち誇ったようなニヤニヤ顔に全く理解できない状況に巻き込まれた事にもう全てに苛立ちが募り早く終わってくれと願うばかりだった
Aは担がれているため見えないが、部屋には簡易テーブルが置かれている。向かい合うように並ぶA組生徒は多くがどこか好戦的な笑みを浮かべそれを見れば親睦を深めるためでないことは分かるだろう。それを見ることが出来ないA(もつ見る気もない)はただ早く終われ風呂入らせろ(シャワー浴びるだけなら嫌ではない)(むしろ今は風呂に浸かる方がいいかもしれないくらいに思っている)と思うばかりで相澤からの言伝なんてとうの昔に忘れ去ってしまっていた
「ハッ、ものまね野郎。良く逃げなかったな」
「今こそA組を叩き潰せるこのチャンスに、逃げるわけないだろ？」
不遜な態度の声が聞こえ、それに応えるようにゲスな笑みを浮かべる物間
常日頃から物間の悪業に目を光らせる我らが委員長は男女で別れる夜の自由時間はその役割もお休みのようだ。副委員長であるAがそこは代わりに対処すべきなのだろうが
「(手に負えない、そもそも俺には止められない)」
そう思ってるからはじめからどうこうする気は起きなかった。はぁと溜息を吐き、後ろで従者のように付き従う骨抜を見つめる。楽しそうに手を振ってくる様子から現状を楽しんでいるし、害は特にないという判断なのだろう。骨抜がそうならもういいや…とAは事が終わることをただただ願うばかりであった
「…ハッ！？鉄哲くんが担いでるのって氷叢くん！？何でそんなことになってるの！」
「おお！？来る途中ばったり会ってな！成り行きで連れてきたゼ！」
「絶対来る気なかったやつ！！？」
「何を言うのかなァ？！勝利の豚肉を食べるのは僕たちB組！その瞬間に立ち会えるなんて光栄な事だろ。そうすれば君たちA組が明日、羨ましそうに僕たちの豚肉を見てる様を見るのがより滑稽にみえるHAHAHAHA!」
敵のようなその言動と高笑い、もはやどこからつっこめばいいのか…
緑谷は少し恐怖を感じ後ずさったのだった
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みけいぬこ(プロフ) - 早桃さん» ありがとうございますっ！！更新強化していこうと思ってて他の作品とは少し違う視点でいこうと思うのであたたかく見守っていただけますと嬉しいです！ (2023年1月29日 11時) (
レス) id: a23455ed84 (このIDを非表示/違反報告)
早桃 - やばいめっちゃ好きです！！大好きです！これからも無理せずに更新頑張って下さい！応援してますぅぅぅ！ (2023年1月29日 10時) (レス) @page48 id: 363e501944 (このIDを非表示/違反報告)
みけいぬこ(プロフ) - 千椛さん» コメントありがとうございます！ここを楽しみにしてくれてる人がいて喜びに震えております！頑張ります！ (2022年12月7日 11時) (レス) id: b16ff3489c (このIDを非表示/違反報告)
千椛(プロフ) - 更新楽しみに待ってます！！ (2022年12月6日 22時) (レス) @page31 id: f9704de043 (このIDを非表示/違反報告)
みけいぬこ(プロフ) - 月の光さん» コメントありがとうございます！魔ってました( º^º; )修正致しました！ご指摘ありがとうございます！氷叢くんいつか混沌に巻き込まれていくのですがなるべく穏やかにがんばっていきます(*`･ω･)ゞ (2022年10月4日 22時) (レス) id: b16ff3489c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みけいぬこ
| 作成日時：2022年10月3日 18時
