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＿＿…
「美味しい！！米美味しい！」
「五臓六腑に染み渡る！！ランチラッシュに匹敵する粒立ち！いつまででも噛んでいたい！……土鍋？！」
「土鍋ですか！！」
「……うるさ、テンションぶっ壊れてんじゃん」
「いや、でもマジでうめぇ！」
A.B全員が席につける広い食堂と各テーブルに山盛りに置かれた食事たち。その匂いに空腹の腹はさらに刺激されいただきますもそぞろに全員目の前のごちそうに食らいついた
A組の切島と上鳴が米をかきこみながら暴走しているその声をBGMに呆れながらも鱗の箸は止まることなく食べ物を口に入れていく。その隣では円場が同じように米をかきこみ、吹出が嬉しさのあまり叫び出しそうなのを凡戸が止める。こんなとこでオノマトペが発動してしまえばせっかくのごちそうが台無しである
「はっ！なんて下品なんだA組は！！程度が知れたね！」
「…口元に米粒ついてるよ」
「恥ずかしいからほんと、いい加減にしろよ。物間！」
「うめえええええ！」
拳藤の箸を持つ手が怒りでプルプル振るえ、鉄哲が咆哮する。そんなクラスを見てAもBも変わらない、どんぐりどんぐりと内心思いながら回原は唐揚げを一つ箸でつまみ大口でそれをパクリ。程よいあたたかさと噛めば噛むほど肉汁が染み渡る感覚に少し酔いしれる。唐揚げってこんな美味かったっけ……と思いながら片手の米をそのままかきこむ
「氷叢くんは食事の所作が美しいね。ここでそこまで礼儀良く食べなくてもいいのだよ。僕達しかみてないのだし」
ふと、そんな声が聞こえそちらを見やればAの対面に座る庄田。その視線の先のAを見やれば、納得
背筋を伸ばし茶碗の底に綺麗に片手を添え、正しい箸の持ち方で適量の米を口に入れる瞬間だった。黙って食事に集中し、おかずを食べる時は茶碗を机にそっと置き、取り皿に取り分けた自分の分の唐揚げを食べる。同じ食べ方なのにそのどこか洗練された雰囲気に思わず見惚れた
「……普通に、食べてるだけなんだけど」
「なんふぁそれふぁむふぁにぎょーひいいよふぁ」
(なんかそれが無駄に行儀いいよな)
「円場、お前は口のもの飲み込んでから話しなよ。行儀悪い」
「日本の文化ノ本に描かれてた姿そのものデース！elegant！！」
皆に見られ少し居心地が悪いのか、尻尾が左右に大きく揺れていた。不機嫌、というか困惑しているのだろうなと回原は思い、そっと味噌汁を黙って啜った
．
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みけいぬこ(プロフ) - 早桃さん» ありがとうございますっ！！更新強化していこうと思ってて他の作品とは少し違う視点でいこうと思うのであたたかく見守っていただけますと嬉しいです！ (2023年1月29日 11時) (
レス) id: a23455ed84 (このIDを非表示/違反報告)
早桃 - やばいめっちゃ好きです！！大好きです！これからも無理せずに更新頑張って下さい！応援してますぅぅぅ！ (2023年1月29日 10時) (レス) @page48 id: 363e501944 (このIDを非表示/違反報告)
みけいぬこ(プロフ) - 千椛さん» コメントありがとうございます！ここを楽しみにしてくれてる人がいて喜びに震えております！頑張ります！ (2022年12月7日 11時) (レス) id: b16ff3489c (このIDを非表示/違反報告)
千椛(プロフ) - 更新楽しみに待ってます！！ (2022年12月6日 22時) (レス) @page31 id: f9704de043 (このIDを非表示/違反報告)
みけいぬこ(プロフ) - 月の光さん» コメントありがとうございます！魔ってました( º^º; )修正致しました！ご指摘ありがとうございます！氷叢くんいつか混沌に巻き込まれていくのですがなるべく穏やかにがんばっていきます(*`･ω･)ゞ (2022年10月4日 22時) (レス) id: b16ff3489c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みけいぬこ
| 作成日時：2022年10月3日 18時
