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はじめ彼が目が覚めたと思った時は真っ暗闇のあたたかい空間だった
自分が何者で何故ここにいるかは分からなかったが、Aのために生まれた
それだけはハッキリしていた
「Aの見るもの聞くものは俺にも届いていたからずっと見てきたよ…だからてめぇらが誰でどんな奴かも今日までAが何考えてどんな目にあってたかも知ってる」
「Aは、3ヶ月前から敵連合に連れ去られていた。そうだな」
「時間の感覚は俺にはねェ、けど雄英の寮で一人。みィんな年越し？だとかでAおいてどっかいった日だったよ」
少年の言葉にホークスは僅かに眉を顰める。その日は、雄英の敷地内にいたのだ
たまたまか計画的なものか、どちらにせよその時の荼毘はさぞ己の姿は滑稽だっただろう。ヒーローとして大切なものを取り逃した愚かな自分を横目に、それを奪っていったのだから
「荼毘達はAの個性を求めていた…」
「あァそうだよ…どいつもこいつもAの個性しか見ねェ、脳弄って操れば後はどうでもいいんだよな」
そう話す黒の少年は世界全てを厭悪していると全身で訴えていた仇敵を見るようにジーニスト達を睨みつけ、その心に呼応するようにぐっと室内の気温が下がり、パキパキと氷柱がそこここに伸び上がり、2人は数歩後退した
服や髪に霜が降りる
«Aくんはあの山荘で囚われてる間、死柄木の蘇生の補助や誰かの回復をやらされてたってことかい？»
「その怪我は…Aが抵抗した罰、なのか…」
その憎しみも怒りも敵に向けられてる
そう思いたかった
「罰？ハッ、ンでAが罰受けなきゃなンねェんだ…！Aは今まで何一つ罰を受けるようなことァしてねェわ！！」
「ぐっ！」
«ジーニストさんっ！»
しかし、それが己の淡い望みだったこと
踏ん張りきれない衝撃波にジーニストは弾き飛ばされ背後にそびえ立つ氷塊に背中を強かに打ちつける。一瞬息が詰まり駆け寄ってきたホークスに背中を支えられる。横一線に薄氷が走ってる服をみて冷気の圧に弾き飛ばされたのだと悟る
「これはなァ！あいつらがAの個性の汎用性を確かめるためにやった実験の結果だよ！！この腕も…そンでこの全身の火傷跡もなァ！」
「「！！」」
激昂し、数歩前に出てきた少年は暗がりから無機な光の下にようやく姿を現す。全身裸の霰も無い姿
しかし、そこよりもジーニストとホークスは彼のいう全身のそれに驚愕し、絶望した
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みけいぬこ(プロフ) - mikittyさん» ありがとうございます！ (2022年9月30日 7時) (
レス) id: b16ff3489c (このIDを非表示/違反報告)
mikitty(プロフ) - 更新お疲れ様です！ (2022年9月29日 14時) (レス) @page45 id: 75972ecbb8 (このIDを非表示/違反報告)
みけいぬこ(プロフ) - さきさん» わわわっ！なんという休日の使い方！嬉し申し訳なし<(_ _*)>でもありがとうございます！とても嬉しいですっ気づけばもう12…まだ続きますので更新頑張っていきます！ (2022年9月27日 7時) (レス) id: b16ff3489c (このIDを非表示/違反報告)
さき(プロフ) - ガチで一気読みしました！！！！！！休日一日費やした。面白くてやばいです（？）語彙力失うくらい。更新待ってます！！ (2022年9月26日 22時) (レス) @page37 id: 9fc0d0edba (このIDを非表示/違反報告)
みけいぬこ(プロフ) - 彩都さん» コメントありがとうございます！めちゃくちゃ嬉しいコメントꉂ( ˃ ⌑ ˂ഃ )日本語おかしくて嘆いてる私に優しい言葉嬉しいです！早足で終わらせた気が否めませんが…黒くん編行きたいと思います！目指せハピエン！( ߹ ^ ߹ ) (2022年9月22日 19時) (レス) @page29 id: b16ff3489c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みけいぬこ
| 作成日時：2022年9月13日 14時
