検索窓
今日:1 hit、昨日:1 hit、合計:5,363 hit

5話 言わなかったこと ページ5

中一から中二になる間に私の母親が亡くなった。不慮の事故だったらしい。

と言っても、家にはいた事があまりないし、居ても会話もない。そして、血の繋がりもない。1ヶ月暮らせる分のお金は振り込んでもらってたし、杠たち家族の支えもあってそれは別に苦はなかった。

お葬式には杠ももちろん来てくれた。私は別に悲しいとかそういう感情にはなれなかった。多分上手く整理できずに感情を表に出さなかったのかもしれない。私が感情表現ができない分いつも杠が笑ってくれたり泣いたりする。


『杠にはわらってほしいんだけどな』

「だってぇ、、」

後日、千空たちも知り、少し気を使われたのは気持ち悪いと思ったのを今でも覚えてる。


そして、母親(仮)の父親と母親私の祖父母にあたるひとが引き取る形になった。あったことも無く少し不安でもあったけどその人たちの近くののアパートに住むことになった。



(隣の家に挨拶するように言われたけど、)


「はーい」

『お隣に引っ越してきました。AAです。よろしくお願いします』

「おう!これはご丁寧にありがとうございます。初めまして、石神です。」

『(い、いしがみ、?)』

「おーい!千空、引越しの挨拶来てくれたぞ」


「聞こえてるっつう、、の」

『や、やぁ、千空』

「ククお隣とは合理的だな」

「なんだ!この子が千空が言ってた子か!!うちの千空がお世話になってます!」

『いえいえ、お世話してます。』

「おい!」

『(へー、これが千空のお父さんか、なんか、千空のお父さんって感じだ。)』

「そうだ!今日の夜一緒に夜ご飯食べるか?」

『いいんですか』

「もちろん!苦手な食べ物とかあるか?」

『いえ、特に』

「それじゃあ、てめぇにちょー絶うまいラーメン食わせてやるよ。3日前から白夜と作ってんだ。」

「いやぁ、今回のは力作だからな!18時くらいに千空に迎えに行かせるから!」

『は、はい!』


なんだか、春風みたいな人だな。








その夜。



ピンポーン



『はーい』

「おう、迎えに来たぜ。それと実験もちと付き合ってもらうからな」

『うん。いいよ』









『すごく本格的だな。』


「よーし!食べるぞ!」


食卓にはラーメンと餃子、チャーハンが揃ってた。


『「「いただきます。」」』



『!、』

「どーだ?美味いだろ?」
『お、おいしい。』

「そーだろ!そーだろ!」

6話 びっくり→←4話 事情



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (13 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
45人がお気に入り
設定タグ:石神千空 , Dr.STONE , dcst
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:みたらし団子 | 作成日時:2024年1月8日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。