3話 ページ3
そのまま実験などを繰り返し、私たちは中学生になった。
成長とともに心も少しずつ変化するもので、大樹は杠が好きらしい。
『石神』
「なんだ」
『なんで、私は杠とクラスが違うの』
「おまえそれ何回目だよ。しょーがねぇだろ」
「(そういや、入学式の時のこいつ絶望的な顔してたな)」
『それで、杠と大樹が同じクラスとか尚更おかしい。』
「どんだけ杠様信者だよてめぇは」
『そういや相棒今日はなんの実験するんだい?』
「人の話を聞けよ」
私たちに恋愛感情はなく。恋愛は非合理的だ。そして相棒になった。設計図は主に私でそこに千空の意見を加える。組み立ては主に千空で助手として私が手伝うという形だ。
そして、ロケットの打ち上げは後3ヶ月程で完成するだろう。
「Aちゃーん!今日うちの両親夜遅くなるみたいでAちゃんとご飯食べに行きなさいってお小遣い貰ったからもし良かったら一緒に行かない?もちろんAちゃんの分もあるよ?」
『いやさすがに悪いよ。』
「じゃあお礼は例のアレで」
『ほんとにそれでいいの?』
「うん!」
『杠、』
『いつもありがとう』
「こちらこそ!」
「Aちゃんと友達になれてよかった!」
違うんだ、
違うんだよ杠。
ありがとうはこっちだよ

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作者名:みたらし団子 | 作成日時:2024年1月8日 23時