ひとめぼれ (青 × 黄) (ページ43)

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黄 side

「それでどうなん？調子の方は」
「調子の方てどんな質問やねん」
「横山くんには関係ないやん！！」
「酷い！！！」

2人のやり取りに思わず笑う。ホンマに仲良しやなぁ

ふと後ろを向くとそこには2人の姿。そちらも何か話しとるみたい

「淳太ー」「淳太？」
「ううん、何もないです」

そしてまた2人と歩いていく

なぁ、淳太の将来の夢は何なん？

優しいあの人が尋ねてきたそれに俺はいつも笑って答えとった

俺がなりたいんは………

「「淳太！！」」
「あ、すんません」
「もー！ボーッとし過ぎやって！」
「え？何？好きな人でも出来た？」
「それはないです」
「即答か…。で、調子はどうなん？」
「え？えーと、元気です！俺もしげも！」

そっかぁと柔らかく笑う大倉くん

「何かあったらどうしよか思ったわ！」
「えー、そんな元気なさそうに見えます？」
「元気なさそうっていうか…なんか、変わった？気はする」

変わった？俺が？しげが変わったとかならまだ分かる。あいつ彼氏出来とるし前に会った時は確か居らんかったから

「んー、正直俺には分からないんですけど…」
「当分会ってなかったからそう感じるだけかなとも思ってんけど、やっぱり何かちゃうねんなぁ」
「せやねん、何かな」
「そう、何か」

いや何かて…