ひとめぼれ (青 × 黄) (ページ11)

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「あ、3人おったん忘れとったわ！」
「忘れんといてやもー」

それから数分後、俺らの様子に気づいたしげに神ちゃんがそう返す

「7人でどっか遊びに行くんも楽しそうやな！」
「おー！確かに！！」
「それこそ夏休みに海とかいったらええんちゃう！」
「ええな！！」
「そのためにもテスト頑張らんとな！」
「「「「……」」」」

あれ、何か体が固まって動かんくなった…？

「おいおい…」
「淳太くん、俺らって学校同じなん？」
「俺としげが同じやしみんな同じやない？」

えっ、そうなん！？

「まぁ、それぞれ学年ごとに場所結構離れとるもんなー」

しげの言う通り、俺らの学校って学年ごとに別の校舎が用意されとるからなかなか別学年の交流とかないねんなぁ。そら部活しとったら話は別やけど

「じゃあ今度から学校でも会おうや！」
「お昼も一緒に食べるとかさ！」
「俺らええ穴場知ってんねんで？」

なー！と高3組が顔を見合わせてそう言う

「そうなん？なら明日から行くわ！！」
「おん、また場所連絡するわ。あ、そうや。もしよかったらみんな連絡先交換せん？」
「おお！！せやな！交換しよー！」

淳太としげの言葉により全員連絡先を交換する

「よかったな流星」

淳太のアカウントを見つめとったら望がそう耳打ちしてきた

…少し恥ずかしくなりペシっと彼の頭を叩く

「暴力反対やー」
「うっさいわ！」

てか淳太に怪しまれるやん！！！

「じゃ、帰ろか。2人ともー」

神ちゃんがそんな俺らを呼ぶ声がし、俺らは立ち上がる

「じゃあまたなしげ」
「あれ、淳太は帰らんの？」

濵ちゃんの問いにあー、俺泊まって帰るからと平然と言ってのける

「泊まり！？」
「そんな驚くー？」

驚いた望にケラケラ笑うしげ

「別に淳太とそんな関係ちゃうで？それによう泊まりにくるんは昔からやんな？」
「せやね、…やからそんな睨まんとってや」

そっとしげの後ろに隠れる淳太可愛いな…。じゃなくて

「そ、そんなに睨んどった！？」
「ていうか俺と濵ちゃんと淳太くんとしげで話してる時も睨んどったもんなぁ。自分、少しは嫉妬減らした方がええんちゃう？」

照史の言葉にえ、ごめん！そんなにやったん！？と驚き続ける望

「はいはい！！時間も時間やから帰る帰る！！」

雰囲気を変えようとしげが俺らを無理矢理家に出す