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白狼さんに寄りかかり身を預けていると白狼さんが声をかけてきた。
「…お前歳いくつだ」
「12歳。小学六年生でーす」
「…その歳で俺見て怖がらねぇガキは初めて見たよ」
大体のガキは泣くぞと言っていたが、中身ババァなんで泣かないぞ。
個人的に狼さん好きですから。
カッコいい。
「ねぇ、白狼さん。なんで人間の姿に戻らないの？」
「全裸だから」
「あ、はい。ごめんなさい」
聞いちゃダメなことでしたね。はい、すいません
「白狼さんの個性って異形型の個性じゃないですよね」
「変形型の個性だ」
「そうなんだ。あ、怪我大丈夫ですか？」
「痛いに決まってんだろ」と言っていたがそんなに痛そうに見えない。
「ねぇ、白狼さん。多分私の兄が貴方の怪我をどうにかしてくれます。そのあとはどうするんですか」
僅かな沈黙か流れたあと「さぁな」と話を逸らした。
ずるいなこの人と思っていたら私を呼ぶ声が聞こえた。
「A！！…そいつが電話で言ってたやつか」
兄が額に汗を垂らしながら白狼さんを見ていた。
「白狼…存在は知っていたがなんだこのザマは」
「ちょ、兄さん」
「任務失敗して逃げ帰ってきたのは100歩譲って目を伏せるが…俺の妹傷物にしたのは見逃せねぇ…」
えぇ、そっちかよ。
「大体お前は仮にもプロのヒーローだろ⁉一般人を故意に怪我させてんじゃねぇ！！それも俺の妹をだ！！俺の可愛い妹を怪我させるとか死にたいのかクソ犬⁉それになんでそんな近い！なんで懐かれてんだ！！俺だってAとその距離で話したいし抱きしめたいんだよぉ！！Aに寄っかかってもらって「お兄ちゃん」って呼ばれたいのになんで赤の他人ばっかり妹は仲良くなるだ！お兄ちゃんとも話してくれよぉぉぉ！！お兄ちゃんを癒やしてくれヨォォォォ！！」
息継ぎなしで言いやがった。
しかも後半私に向けて言ってないか？
拗らせ過ぎでは…
「まぁ、今回はAの頼みだからぁ？仕方なく助けてやる。感謝しろ」
「…お前の兄貴相当やばいな」
「白狼さん、それは言わないお約束ですよ」
苦笑いで答えていると兄は私を担いだ
「おい、白狼。お前歩けるか」
「一応歩けるが…」
「そこまで距離はないから付いて来い。限界だったらすぐに言え」
「…了解した」
兄は私以外にはツンデレだということがわかった。
私には、あれだ甘さ1000%だ。
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真昼 - どうかぁぁぁーーー続きをお願いしますうううう (2022年3月26日 19時) (
レス) @page33 id: 5584a58fc0 (このIDを非表示/違反報告)
こかさいだー(プロフ) - どうか･･･どうか続きをお恵みくだせぇ･･･お願いします･･･(血眼) (2022年3月8日 23時) (レス) @page33 id: 547b12db08 (このIDを非表示/違反報告)
らんらん - つ、つつつつ続きをぉ！！続きを！！！ｳｫｴｺﾞﾌ（吐血） (2020年11月1日 14時) (レス) id: aaeb74fcb4 (このIDを非表示/違反報告)
Ecalrate - 続きを恵んでください(血涙) (2019年8月21日 21時) (レス) id: 60257d4b7d (このIDを非表示/違反報告)
ららら - めっちゃ面白かったです！続きが楽しみです！ (2019年5月18日 18時) (レス) id: b532282b88 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おふとん | 作成日時：2018年9月20日 23時
