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軽く両親の話をすると多少驚いていた。
そりゃあそうだ、まだ小学生の女の子が体験するには結構悲劇的な話だ。
「左目眼帯なのにも意味あんの？」
「あぁ、自分の個性で失明してしまって」
「どんな個性？」
言うより出した方が早い、そう思ったのでハンドガンを握って見せた。
「銃、というか武器しか作れない個性」
実弾入りですよ。と付け足すと小声で「すごいな…」と言われた。
「でも危ないですよね、実際私はこれで失明したし」
ハンドガンを手放し消滅したのを見届けてから口を開いた。
「ヒーローになりたいなって思ってたけど無理、ですよね」
ヘラっと笑いながら言うとまた頭を撫でられた。
「無理ではないんじゃないの？簡単にとは言えないけどなれると俺は思うよ」
「ありがとうございます」
久しぶりに口角を上げて言えた。
「…それなら良かったよ」
クシャッと乱暴に撫でられた。
この人頭撫でるの好きだなぁと思ったら腕を引いて「送ってくよ」と言ってくれたので喜んでそれを承知した。
《ホークスside》
小学生の女の子を家まで送り届け自宅への道を進む。
なんであの子に構うんだろうか。
自分でも何故だかまるでわからない。
ただ初めて見たとき、どこか大人っぽい雰囲気なのに簡単に壊れてしまいそうな顔をしていたから気になって声をかけた。
そこからはお節介で家に送ったり話を聞いたりした。
小学生が体験するには重いし辛い内容だった。
辛い顔も泣いた顔も見てて飽きなかった。
最後に見せた笑顔も頭から離れずに思い出すたびににやけそうになる。
俺にそっち系の趣味はなかったはず、Aと同じ歳の女の子が自分の横を通り過ぎて言ったのを横目に見た。
何も思わない、Aだけなのか。
6歳年下の子に…やばいな俺。
自分は人より欲が強く欲しいと思ったものは何がなんでも欲しいと思ってしまうたちだ。
いや、流石に小学生にまで手出すほどではないけれども。
それでもAのことが気になった。
「…明日も送ってこうかな」
どうせ暇だしというのは苦しい言い訳になるだろうか、それでも会いたいと思ってしまう自分は相当やばいようだと自覚した。
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真昼 - どうかぁぁぁーーー続きをお願いしますうううう (2022年3月26日 19時) (
レス) @page33 id: 5584a58fc0 (このIDを非表示/違反報告)
こかさいだー(プロフ) - どうか･･･どうか続きをお恵みくだせぇ･･･お願いします･･･(血眼) (2022年3月8日 23時) (レス) @page33 id: 547b12db08 (このIDを非表示/違反報告)
らんらん - つ、つつつつ続きをぉ！！続きを！！！ｳｫｴｺﾞﾌ（吐血） (2020年11月1日 14時) (レス) id: aaeb74fcb4 (このIDを非表示/違反報告)
Ecalrate - 続きを恵んでください(血涙) (2019年8月21日 21時) (レス) id: 60257d4b7d (このIDを非表示/違反報告)
ららら - めっちゃ面白かったです！続きが楽しみです！ (2019年5月18日 18時) (レス) id: b532282b88 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おふとん | 作成日時：2018年9月20日 23時
