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足が無事治りバイトに復帰したが、店長にいきなり配達を頼まれた。
人使い荒いというか何というか。まぁ、長い休みを貰ってたし文句言えませんけれども。
店の近くだから歩いて行けって?はぁ、私数週間前まで松葉杖使ってたんですけど。
これからお得意様になるであろう店だから呉々も粗相のないようにと言われた。
だったらアンタが行けと思ったがその気持ちを飲み込み花を抱えて依頼した喫茶店へと向かう。
住所と店の名前を照らし合わせる。此処ですね、見覚えしかないな。
着ていたシャツの襟を正して喫茶店の扉を開ける。カランとベルが鳴り中にいた店員さんが此方に視線を向ける。
「こんにちわ、花のお届けに参りました」
一瞬、店内が静まり返った。客の視線を感じながらニコニコ笑っていると店員さんが「あ、いつもの花屋さん!」と言ってきた。
この喫茶店の名前は【ポアロ】。みなさんおなじみ安室透がバイトしている店である。
まだ潜入してないのかそれともまだシフトの時間ではないのか、姿は見えない。
今、話している女性は榎本梓だろう。雰囲気がもう可愛い、この人目当てで通いたい。
「新しいバイトさんなんですか?」と聞かれたから長期で休んでいたと伝える。
「そうなんですね。あ、私、榎本梓って言います」
名前を伝えると「外国の人だと思ってた」と言われた。まぁ、この見た目ですからね。ハーフだと伝え代金を預かる。
「あ、そうだ。クーポンが少し余ってたので貰って下さい」と3枚ほどのクーポン券を貰ってしまった。
バイト以外で来る機会ないと思うんだけどなあ。
なんせ、降谷零が潜入してる喫茶店。邪魔しちゃいけないだろう。
「それでは、またお願いしますね」と店から出ようとしたがタイミング悪く店の扉が開いた。
長身で自分と同じ髪色のその人を見て今まで崩さなかった笑顔を少し歪ませた。
「安室さん」と後ろの女性が呼んでいた。マジか、おいマジですか。
榎本梓が「お世話になってる花屋さんですよ」と紹介してくれたが早く帰りたい。
「そうなんですか、僕は安室透です」と張り付いた笑顔を此方に向けて来た。
少し目を見た後、目を伏せ愛想笑いを浮かべながら「初めまして」と言った。
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寝子 - ええ、あ、続きは!? ずっと待ってるんですが (2月18日 21時) (レス) @page28 id: 57e090ea6a (このIDを非表示/違反報告)
猫 - 続き待ってます (1月4日 10時) (レス) @page28 id: 964519cfd9 (このIDを非表示/違反報告)
うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になっています この作品はもう更新されないのでしょうか? (6月9日 0時) (レス) @page28 id: de2c41cb59 (このIDを非表示/違反報告)
めい(プロフ) - 更新待ってます (5月25日 16時) (レス) id: 8ef7621f8b (このIDを非表示/違反報告)
わかめ - 続きが気になって仕方ないです!更新楽しみにしてます! (2022年9月20日 17時) (レス) id: 979aaf8679 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おふとん | 作成日時:2019年8月7日 1時