【名探偵コナン】転生案件はお呼びでない 2 (ページ2)

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退院おめでとう。

降谷零をど突き終わった客人の三人は今度は私にそう言ってきた。

そういえば今日家に来たのってこれが目的だったなと思い出した。

シンプルにありがとうございます、と伝えてから伊達航に「責任感じているのならさっさと幸せになってください」と言ってやった。

一瞬キョトンした顔をした後「あぁ」と笑って答えてくれた。そうだそうだ、さっさとナタリーさんと結婚しろ。

そしてナタリーさんを友達として紹介してほしいな。一緒にショッピング行きたい。

上記のことを聞いてみたら快く承諾してくれた。めちゃくちゃ嬉しいです。やった。

ナタリーさんも私に会いたがっているらしい。今度と言わず近いうちに会いましょうと伊達航に伝言を頼んだ。

女の子の友人は意外と少ないからこういう機会は逃したくない。あわよくば佐藤刑事とも仲良くなりたいという願望があるため松田陣平には頑張ってほしかった。

でもあれだね、やっぱり佐藤刑事には高木刑事なのかな。大丈夫だ松田。お前にはもっと良い人が見つかると思うから。

哀れみの視線を向けていたらデコピンされた。「なんか腹立つから」という理由でやったらしい。理不尽だ。

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兄が作った手料理を頬張っていたら萩原研二が隣に座ってきた。

何の用だろうと思ったら「本当に目が覚めて良かった」と少し泣きそうな顔で言われた。

「俺が見舞いに行った時、心肺停止になって危ない状況だって言われたから」

そういえば二回ぐらい心臓が止まったとか言われたな。原因は未だに分かってないらしい。なにそれ怖い。

見舞い行ったら心肺停止になってるんだよ？これは恐怖体験だよ。

「めちゃくちゃ怖かったんだからね」と怒られてしまった。いや、本当に申し訳ないです。

「でもこうやって生きててくれて良かった」と笑って言われた。やっぱりこの人イケメンなんだなと改めて自覚した。