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目が覚めたらベッドの上で包帯ぐるぐる巻きにされていた。
あぁ、死ななかったのか。悪運強いな私。
ちょうど目が覚めたとき、点滴を変えている看護婦さんと目が合いめちゃ驚かれた。
すぐに担当医であろう先生が来て色々と検査された。何でも眠ってる間に2回ほど心臓が止まったとか。
しかも1週間ほど眠っていたらしい。私的にはこっちの方に驚いた。
1週間も寝てたのか。事故る前に仕事やっといて良かった。
担当医の先生にベッドで安静にしろと言われたから大人しくベッドで横になっていた。
足が骨折しているため何処かに行こうにも色々と面倒だ。松葉杖慣れてないし。
あくびを一つして昼寝でもするかと思っていたが扉を誰かがノックした。
私は黙ったまま布団を被った。今、誰かに会うのは気まずくて顔が見れない。
無視を決め込んでいると扉が開く音が聞こえてきた。足音が次第に近くなりベッドの横で止まった。
「A」と名前を呼ぶ声が聞こえた。聞き覚えがありすぎるその声に「…顔を合わせる資格がない」と返した。
その声の人物は私のことを色々と知っている。私が話したからだ。死因のこと、組織のこと。それなのに今回、私は彼を頼らなかった。
単純に忘れていたというのもあるけど頼らなかったのは事実でとても申し訳ない。
だから顔を見るのが怖い。幻滅したか、失望したか、どっちにしろ呆れられてるのは確かだろう。
正直言うと怒られるのやだから無視してる。諸伏景光はな、降谷零より怖いぞ。普段あまり怒らない人が怒るとめちゃ怖いんだぞ。
この前、喧嘩した時本当に怖くて結局私が謝ったし。あれ、これ無視してる方が余計怒られるんじゃね。
布団を被り縮こまっていると布団をいとも簡単に剥ぎ取られた。顔を見るのが怖くて俯いていたらまた名前を呼ばれた。
名前を呼ばれビクリと体が震える。こっち向いてと言われたが怖くて向けない、見れない。
頬に手を置かれて名前を呼ばれる。先ほどよりも弱々しいその声に恐る恐る彼の方を向いた。
「…ミツ君？」
今にも泣きそうな彼の顔を見て思わず名前を呼んでいた。頬に触れる手は微かに震えていてその手は背中の方に回り抱きしめられた。
確かめるようなそんな弱々しい抱擁を拒むことは私には出来なかった。
「ごめん、なさい」
謝罪の言葉が口から溢れると同時に涙腺が壊れたみたいに涙が溢れで出てきた。
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明里香(プロフ) - 夢主と5歳差なら中二のとき兄は19歳のはずです。大学卒業後に警察学校に入校しているので、計算が合いません。訂正してください。 (4月21日 22時) (携帯から) (
レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
彩蘭(プロフ) - すごく面白いです!話の筋がスムーズでステキだなぁといつも思ってます!作者さんのペースで、更新頑張ってください! (2021年12月14日 21時) (レス) @page17 id: 56568c64b5 (このIDを非表示/違反報告)
ああ - ただ気になってしまったのでご指摘させていただきました。夜分遅くに長文失礼しました。 (2019年9月14日 3時) (レス) id: 79920a9bfd (このIDを非表示/違反報告)
ああ - とても面白い作品で応援しているのですが、幼少の夢主ちゃんがいささか流暢すぎでは？と違和感を持ってしまいました。それにつかまり立ちの赤ちゃんはまだ喋れないと思います。これはただの個人の意見ですのでどう取るかは作者さん次第だと思っています。 (2019年9月14日 3時) (レス) id: 79920a9bfd (このIDを非表示/違反報告)
おふとん(プロフ) - まなかさん» コメントありがとうございます。この距離感が好きなので共感してくださる方がいて嬉しいです！更新遅いですが頑張らせていただきます。 (2019年7月8日 17時) (レス) id: 68b1078fe8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おふとん | 作成日時：2019年5月17日 0時
