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そのまま三人そろって任務先に向かった後、ある屋敷に辿り着いた。
炭治郎はAの助けで多少なりとも怪我は少ないが、それでも所々骨が折れていたりするので、軽傷ではない。
そしてその事を考えつつ、屋敷の中の鬼の気配を辿ると、前回会った鬼より強い気配。
隣で屋敷の中の音を気にしている善逸は強い。それは分かる。
だが屋敷の中の鬼の気配が複数ある為、炭治郎に同伴してもらうのには無理がある。
まずい。とAは頭を悩ませた。
先日お館様から届いた手紙のせいで、Aはあまり手出しを出来ない。
「あくまでも禰豆子の監視役」という名目なので、本当に炭治郎や禰豆子が危なくなった時以外に動くことが出来ないのだ。
最初お館様は「Aの力を鬼殺隊に貸して欲しいんだ」と言っていたが、あまりそれについての話は来ていない。
「どういうことじゃ耀哉」とAが心の中でツッコんだのは致しかたないだろう。
炭治郎が子供の事に気付き、駆け寄っている間にも、Aはう〜ん……と考え込んだ。
「炭治郎、なぁこの音何なんだ？気持ち悪い音…ずっと聞こえる。鼓か？これ…」
「音？音なんて…」
炭治郎が言葉を最後まで言い終わるか終らないか、ポンポンポンと鼓の音があたりに響く。
そしてその音の四回目、窓から血だらけの人間の男が一人、飛び出してきたのだ。
「！？」
呆気にとられている善逸、炭治郎をおき、Aが急いでその男を受け止める。
普通飛び降りてきた人を受け止めて無傷。と言う事はあり得ない。たとえ二階から飛び降りてきた人を受け止めても骨折は免れないのだ。
当然Aの腕からもバキッと嫌な音はした。
「ヒィ！？A姉ちゃん！？腕、腕の骨折れた音したけど！？」
と善逸が騒いでいる間に、Aは気を失っている血まみれの男を静かに地面に寝かせ、自身の腕の骨を即座に直した。
「妾を舐めて貰っては困るぞ二人とも。これくらいすぐに治せる」
ケロリとした表情で言い放つAに、
「そっか、A姉ちゃん人間じゃないんだわ」
「そっか、A姉さんは人間じゃないんだった」
と、二人の声が重なったのは言うまでもない。
＿＊＿＊＿
更新、少しの間出来なくてすみませんでしたっ＿|￣|○
ついでに新作の方も公開したので、そちらの方もよろしくお願いします！
全てはカミサマの言う通り 【鬼滅の刃】
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月縹(プロフ) - 広海さん» 嬉しいお言葉をありがとうございます！！前程更新頻度は高くはないけど、見てくださる方がいるなら頑張れます😭😭 (2021年11月12日 21時) (
レス) id: 6e9456ced1 (このIDを非表示/違反報告)
広海 - とても面白いです。これからもがんばってください! (2021年11月12日 20時) (レス) @page47 id: 4ad4f67aa2 (このIDを非表示/違反報告)
�桟鈬�(プロフ) - 闇姫さん» 嬉しいです！コメントありがとうございます！無限列車…カ、カキタイ… (2020年10月12日 20時) (レス) id: a8b4b5bef5 (このIDを非表示/違反報告)
闇姫(プロフ) - 凄い面白かったです！無限列車も見たいなと思っております！ (2020年10月12日 19時) (レス) id: aeb4d97102 (このIDを非表示/違反報告)
�桟鈬�(プロフ) - 腐りかけの果物さん» こちらこそありがとうございました！！他の作品(新作とか)なども読んで頂けると嬉しいです！ (2020年10月11日 21時) (レス) id: a8b4b5bef5 (このIDを非表示/違反報告)
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