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Aが少しふざけて、元の姿よりもホラー要素を足した姿を見せたおかげで善逸は気絶した。Aが慌てて倒れて行く善逸を支えて、桑島に託す。
獪岳の反応は、と言うと、善逸が気絶したことについてだいぶスッキリしたような顔をしている。だろうと思った。
「本当にAさんって人間じゃないんだな」
「A“さん”はいらぬぞ？呼び捨てで良い」
「分かった」
獪岳はそう言って返事をすると、桑島に言われて夕ご飯を作りに台所の方へ歩いて行ってしまった。
あの歳で料理まで出来るとは…！とAの心をわし掴みにしているのを獪岳本人は知らない。
「桑島･･･」
「獪岳は嫁にはやらん」
物欲しげな目で桑島を見たAの言いたいことを悟ったのか、最後まで言わせまいと桑島がバッサリと切り捨てた。
「ケチじゃの」
「いや、ケチとかそう言うの以前に獪岳は“嫁”じゃなくない？」
桑島に抱えられていた善逸が喋り出す。
「！善逸か、なんじゃ気が付いたのか」
「Aさんの美声を聞き逃すわけには行かないので！」
良い顔をしながら鼻血を出す善逸に、桑島が呆れて杖で軽く叩いた。キラーンッと効果音が付き添うな具合には良さ気な顔だ。
「？妾は別に美声ではないぞ？なあ桑島」
「儂は良く分からん」
その日は獪岳の料理を皆で食べて、仲良く寝ましたとさ(適当)
＿＿
＿
「さて、そろそろ甘味処にでも行くかの、獪岳」
「えぇ〜！獪岳だけ！？」
そろそろAの帰る時間が近づいて来たので、先に獪岳と甘味処に行くことになった。Aが獪岳に「行くぞ」と声をかけて家を出ようとすると、善逸が俺も行きたい！と駄々をこねはじめる。
「お主はまだ修行の方が終わっておらぬじゃろ？」
A自身、少々依怙贔屓な気はしたが、今はそうした方が良い気がした、何かの勘だ。
善逸の修行が終わっていない事を話題に出しつつ、説得をするAに善逸が「ウグッ」と声を漏らした。
「土産は買ってきてやるからの、何が食べたい？」
「うぅ〜わかったよ…えっとじゃあ、苺大福で」
「分かった。ちゃんと鍛錬が終わったら渡してやるからの」
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月縹(プロフ) - 広海さん» 嬉しいお言葉をありがとうございます！！前程更新頻度は高くはないけど、見てくださる方がいるなら頑張れます😭😭 (2021年11月12日 21時) (
レス) id: 6e9456ced1 (このIDを非表示/違反報告)
広海 - とても面白いです。これからもがんばってください! (2021年11月12日 20時) (レス) @page47 id: 4ad4f67aa2 (このIDを非表示/違反報告)
�桟鈬�(プロフ) - 闇姫さん» 嬉しいです！コメントありがとうございます！無限列車…カ、カキタイ… (2020年10月12日 20時) (レス) id: a8b4b5bef5 (このIDを非表示/違反報告)
闇姫(プロフ) - 凄い面白かったです！無限列車も見たいなと思っております！ (2020年10月12日 19時) (レス) id: aeb4d97102 (このIDを非表示/違反報告)
�桟鈬�(プロフ) - 腐りかけの果物さん» こちらこそありがとうございました！！他の作品(新作とか)なども読んで頂けると嬉しいです！ (2020年10月11日 21時) (レス) id: a8b4b5bef5 (このIDを非表示/違反報告)
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