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正解は刀を持ち出してAを見つけたと同時に“蟲の呼吸 蜂牙ノ舞 真靡き”で攻撃してきたのだ。
ただ、まだしのぶは柱の実力に追いついてもいないし、技も未完成なままなので、Aにとっては、威力はさほどなかった。(雑魚鬼からしたら恐怖)
「ん？よく見たらお主、カナエに似ておるのう、妹か？可愛らしいの」
「そうでしょそうでしょ！しのぶったらいっつもツンケンしてるけど、本当に可愛いのよ！」
「そうなのか？では今度一緒に甘味処でも行こうではないか、奢ってやるぞ」
「あら良いわね！楽しみね！ね？しのぶ」
自分の最愛の姉の笑みに思わず、返事をしそうになったしのぶが思い出したようにAに食ってかかった。
先ほどの攻撃をあっさり避けられ、余裕そうに自分の姉と喋っているAにはもう怒りしか向けられない。姉に危害を加えるもの生きる価値なし！！
「！それよりも！なんで姉さんと仲よさげなの！？」
「なんでじゃったかの？」
「いつの間にか仲良くなったわよね」
「ね〜」と二人仲良く声をそろえるA達にしのぶの青筋がビキッと音を放った。勿論ここに「おいおい、そこらへんにしとけって」などと場を収めてくれるような人間は居ない。
「姉さん！！」
「なんでしのぶは怒っておるのじゃ？」
「きっとAさんにヤキモチ妬いてるのよ」
＿＿＿
＿
「えっと、さっきはすみませんでした」
カナエの説明と説得により、なんとか落ち着きを取り戻したしのぶが申し訳なさそうに謝ってきた。
元よりAは全く気にしていなかった。
そりゃあ自分は鬼舞辻無惨の作り出した鬼と似た気配らしいし？間違えられてもあんまり動揺しないと言うか、そもそもしのぶは自分の姉を鬼に傷つけられたわけだし、正常な判断が出来なくて当然だ。
と言った心境だった。
「大丈夫じゃ、ちょっと一緒に甘味処に行ってくれれば妾は満足じゃからの」
「っはい！」
これがAの魅力でもある。長く生きてきた分、そこら辺の人間よりも理解力を持ち、心が広い。
それ故にAに懐く者が多いのだ。
「良かったわねしのぶ！お姉ちゃんがもう一人出来たみたいじゃない！」
「いや、姉さんは姉さん１人よ。Aさんは……近所のお姉さん？」
「そこは認めてくれるところじゃぞ……」
しのぶの姉に対する気持ちには勝てなかったらしいが。
＿＿
＊普段の作者がめっぽう口悪いせいでカナエさんの口調が難しい泣
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月縹(プロフ) - 広海さん» 嬉しいお言葉をありがとうございます！！前程更新頻度は高くはないけど、見てくださる方がいるなら頑張れます😭😭 (2021年11月12日 21時) (
レス) id: 6e9456ced1 (このIDを非表示/違反報告)
広海 - とても面白いです。これからもがんばってください! (2021年11月12日 20時) (レス) @page47 id: 4ad4f67aa2 (このIDを非表示/違反報告)
�桟鈬�(プロフ) - 闇姫さん» 嬉しいです！コメントありがとうございます！無限列車…カ、カキタイ… (2020年10月12日 20時) (レス) id: a8b4b5bef5 (このIDを非表示/違反報告)
闇姫(プロフ) - 凄い面白かったです！無限列車も見たいなと思っております！ (2020年10月12日 19時) (レス) id: aeb4d97102 (このIDを非表示/違反報告)
�桟鈬�(プロフ) - 腐りかけの果物さん» こちらこそありがとうございました！！他の作品(新作とか)なども読んで頂けると嬉しいです！ (2020年10月11日 21時) (レス) id: a8b4b5bef5 (このIDを非表示/違反報告)
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