Scarlet Destiny～アズカバンの囚人〜IV【ハリーポッター】 (ページ23)

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『昨日、占い学の試験を受けていたときに、トレローニー先生がとっても_____とっても変になったんです。助言のような…野太い声で、〝今夜、真夜中になる前、その召使いは自由の身となり、ご主人様のもとに馳せ参ずるであろう〟と』

ダ｢ほう？｣

ダンブルドアが言った

『闇の帝王は、召使いの手を借り、以前よりさらに偉大に、再び立ち上がるであろう』

私はダンブルドアをじっと見上げた

『そしてお主に眠っている強大なヴァンパイアの真の力が覚醒するであろう。覚悟せよ。________それから先生はまた、元に戻ったんです。しかも自分が言ったことを何も覚えてなくて。あれは______あれは先生がほんとうの予言をしたんでしょうか？』

ダンブルドアは少し感心したような顔をした

ダ「トレローニー先生はもしかしたら、もしかしたのかもしれんのう。こんなことが起ころうとはのう。給料をあげてやるべきかの…」

ダンブルドアは考え深く言い、今度はリアムが私の方を糖蜜パイをすすめてきたので、私は一つ貰い、リアムは満足そうにまた私の隣に座り、パイを食べ始めた

『ハリー、占い学の試験の時、トレローニー先生が何か言ってなかった？』

ハ「う、うん、聞いたよ、闇の帝王が…って」

ハリーは手に持っていた一欠片の糖蜜パイを食べ終わり言った

ダ「逆転時計(タイムターナー)の経験で、ハリー、A、君たちは何かを学ばなかったかね？我々の行動の因果(いんが)というものは、常に複雑で、多様なものじゃ

だから、未来を予測するというのは、まさに非常に難しいことなのじゃよ…。トレローニー先生は、生き証人じゃ。君たちは実に気高きことをしたのじゃ。ぺティグリューの命を救うという」

『じゃ、それでヴォルデモートの復活に繋がるとしたら_______！』

ダ「ぺティグリューは君たちに命を救われ、恩を受けた。君たちはヴォルデモートの元に、借りのある者を腹心として送り込んだのじゃ。魔法使いが魔法使いを救う時、ある種の絆が生まれる…。ハリー･ポッターとA･スカーレットに借りのある者を、自分の召使いとして望むかどうか疑わしい。

わしの考えはそう外れておらんじゃろ」

ハ「僕達、ぺティグリューの絆なんて、ほしくない！あいつは僕とAの両親を裏切った！」