【BL】家政夫を攻略するのは難しい。②【オリジナル】 (ページ9)

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八仕事ページ9

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久世の突然な“恋人になれ”宣言は、双葉の生活に多少の変化をもたらした。

さりげない会話の中で、久世が微笑みを双葉に見せると、ドキッとするし、

家事をしている時、手伝おう、と大変なものをやってくれるところに『久世さん優しい…！』とときめけばいいのか、
手慣れたような行動に歯噛みすればいいのか、双葉には分からない。

というか、双葉は、久世の言葉を本当に受け止めていいのか、いまいちハッキリしなかった。

本気で恋人と言ったのか、そうでないのかを悩まなければいけない夜に辟易していた。

本人に聞けば一発だろうが、なんでか悔しい。

そして、久世と恋人という関係を結んでしまったことに嫌悪や煩わしさを感じていない自分に、悶えた。

久世に対して無関心というわけではないのだから、双葉は彼に好意を何かしら持っていることになるのだ。

認めたくないが、心の奥底で嬉しいという感情が見え隠れしている。

これじゃあまるで、双葉が久世のことを好き、みたいだ。

そう考えてしまった双葉は、身体の体温を上げ、ソファのクッションを無駄に殴って悶えた。

そんな様子の双葉を、リズ(母猫)は生温かい目で見ていたのだった。

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更新を１ヶ月近く開けるなんて、誰がしたんですかそんなこと！

…ホントにすみません……