#97 ページ47
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ペラ、ペラ、ペラって
ページは進んでいくのに、何の音もしないのがなんともさみしい。
携帯でダウンロードしたマンガ
片手で読めるのは楽だけど、やっぱり物足りない。
でも今は物足りないどころか話の内容が全く頭に入ってこない。
"そんなにギョンスがいいなら
俺じゃなくてギョンスと入れ替わったらよかったな"
なにあの言い方。
ムカツク。
ムカツクムカツクムカツク
自分の顔ってとこが余計ムカツク。
ほんとーーにムカツク。
「フンだ…」
携帯を放って布団を頭から被って目を瞑る。
こーゆー時は寝るに限る。
コンコン。
誰？って聞かなくてももう覚えた。このノックの仕方。
「Aちゃん？」
「………」
ごめん、ギョンス君
ギョンス君が作ってくれた煮物本当においしかった。
でも今は誰かと話す気分じゃない。
被ってる布団をもっと自分に密着させる。
KS「寝ちゃった？」
はい、寝ちゃう予定です。
KS「入ってもいい？」
「え？」
"ダメ！"って言う前に開けられたドアの音
KS「Aちゃん？」
「………」
KS「Aちゃん…」
「………」
KS「Aちゃんはミンソギヒョンとどうなりたいの？」
思わず布団から顔を出してしまった。
KS「やっぱり起きてた」
優しい眼差しで私…じゃなくてキムミンソクの姿の私を見下ろすギョンス君
"起きてた"じゃなくて。
その前になんかへんなこと言ったよね、この人。
KS「で、Aちゃんはミンソギヒョンとどうなりたいの？」
これこれ、これだよこれ。
「ど、どうなりたいって？」
KS「ヤキモチ妬いて八つ当たりして」
「ヤ、ヤキモチなんてっ…！」
一体な、な、な、何の話！？
KS「ミリに何か言われた？」
その名前を聞いた瞬間ズキンと大きく唸る心臓
「な、なんかって…べつに…なにも…」
"私達、あんなに愛し合ってたのに…"
"だから今度こそミリとやり直して"
"これからはミリがオッパのこと支えるから"
ブンブンって頭を振って浮かんでくる光景を振り払う。
KS「やり直そうって。
そう言われた？」
さっきよりもっと痛くなる心臓
「………」
KS「それでヤキモチ？」
「ちがっ…」
KS「じゃあどうして？」
「私はただギョンス君が…！」
KS「僕が？」
ジーッと見つめてくる目にそれ以上の言葉を飲み込んだ。
「な、なんでもない…」
KS「だったらミンソギヒョンにもそれ、食べさせてあげて？」
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充(プロフ) - こぴさん» 初めまして。コメントありがとうございます！そう言っていただけて本当に嬉しいです。ご期待に添えられるかはわかりませんが頑張ります！ (2018年6月10日 13時) (
レス) id: 3ca51a9912 (このIDを非表示/違反報告)
こぴ(プロフ) - 初めまして！お話がとっても好きでいつも更新楽しみにしてます！^ - ^ 頑張ってください^o^ 応援してます！ (2018年6月10日 3時) (レス) id: 7e86bbb7b1 (このIDを非表示/違反報告)
充(プロフ) - 柚子さん» わぁ！ありがとうございます(*´∇｀*)まだ続きますが完結できるようにがんばります！ (2018年5月7日 12時) (レス) id: 3ca51a9912 (このIDを非表示/違反報告)
柚子 - とても面白いです！続きが気になります(^o^)あまりご無理せずに頑張ってください！ (2018年5月6日 21時) (レス) id: 2d3643aa8e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：充 | 作成日時：2018年3月17日 19時
