#77 -MS- ページ27
.
「ねぇねぇ」
なんだよ
「好き」
はっ！？
"好 き"
っ…はっ！！！
と、目を開けて
「ハァ…ハァ…」
と、軽く息切れ。
なんだったんだよ今のは
「えぇー！！Aちゃん！？なんでここに！？」
「バーカ、俺だよ」
ったく、朝からうるさい。
部屋から出るとデカイ体にデカイ声
っていうかなんでチャニョラがここにいるんだよ。
「わっ…」
セフナまで。
「Aさん…？なんでここに…？」
あ。
"なんでここに"は俺の方だった。
昨日
ウィスキーだけじゃ足りなくて一人で焼酎を飲み足してたら、ギョンスが風呂上がりにリビングに来て
"まだ飲んでたの？"
"飲み足りないんだよ"
"さっきの僕だね"
"誰のせいだよ…"
"え？"
"なんでもない"
"そういえばヒョンはどこで寝るの？"
"あー、上。イーシンの部屋空いてるから"
"なんだ。遠慮しないでAちゃんと一緒に寝ればいいのに"
"な、な、なんでそうなるんだよ！"
"いつも一緒に寝てるんでしょ？"
"ね、ね、ね、寝てねーし！！"
って、慌てて上の階に逃げた。
って、逃げたってなんだよ、逃げたって。
朝起きてトイレに行くのは自然な流れ。
目を瞑って全部座ってするのも手慣れたもんだ。
"好 き"
その流れで立った洗面台
鏡に映った顔を慌てて両手で隠した。
待って今俺すごい変なことしてる。
右左って顔を振って辺りを見渡して。
「はぁ…」
なんで朝からこんな疲れなきゃいけねーんだ。
キッチンに移動して
チャニョラは朝っぱらからボーリングに行ったみたいだし
他に誰もいる気配もなく
ジョンイナは起きるわけないし
人んちなのにゲストの俺一人。
どうせあいつはまだまだ夢の中だろうし、ここで適当に食べてから下に降りようと冷蔵庫やら棚をガサゴソと物色…
したけどやっぱやめた。
「ミンソギヒョン？」
「おう、ジョンデ。おはよ」
下の階のインターフォンを鳴らすとジョンデが開けてくれた。
スペアキー持ってけばよかった。
「仕事？」
「うん」
「気を付けて」
「いってきます」
程なくジョンデが出掛けて、ギョンスはとっくに撮影に出掛けて、ベッキョナはまだ寝てるらしい。
もちろんこっちも。
俺の部屋のドア
コンコンとノックをするけどもちろん返事は無し。
ドアを開けると薄暗い中ベッドがこんもり膨らんでる。
カチッと電気を明るくして
「起きろ」
「…」
「起きて」
「……んー…」
「ごはん」
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充(プロフ) - こぴさん» 初めまして。コメントありがとうございます！そう言っていただけて本当に嬉しいです。ご期待に添えられるかはわかりませんが頑張ります！ (2018年6月10日 13時) (
レス) id: 3ca51a9912 (このIDを非表示/違反報告)
こぴ(プロフ) - 初めまして！お話がとっても好きでいつも更新楽しみにしてます！^ - ^ 頑張ってください^o^ 応援してます！ (2018年6月10日 3時) (レス) id: 7e86bbb7b1 (このIDを非表示/違反報告)
充(プロフ) - 柚子さん» わぁ！ありがとうございます(*´∇｀*)まだ続きますが完結できるようにがんばります！ (2018年5月7日 12時) (レス) id: 3ca51a9912 (このIDを非表示/違反報告)
柚子 - とても面白いです！続きが気になります(^o^)あまりご無理せずに頑張ってください！ (2018年5月6日 21時) (レス) id: 2d3643aa8e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：充 | 作成日時：2018年3月17日 19時
