IRI$ Tiger (ページ25)

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龍也「は……？」

海人「ある日、預言者から優れた科学者がいないとこの先ヴェルデ教は危ないと言うお告げをいただいた。それを俺たちで推測した結果、優れた頭脳を持つ川島如恵留と言う人を科学者に仕立て上げることにした」

海人は演説するように歩き出した。

海人「川島くん、君は刑事時代、夜になると街を回っていたという情報が入っていたからそれを利用して、俺らの仲間には頭がいい人もいるからね、その人が完璧なプランを作ってくれた」

閑也「俺は、俺は……」

海人「ああ、都合のいい駒が欲しくて、金をチラつかせたらたまたま引っかかったんじゃないの？」

海斗「なあ、海人、お前こんなやつじゃなかったよな！？」

海人の話に耐えられなくなった宮近は遮るように海人の前に立った。

海斗「海人、そんな変なこと考えるようなやつじゃなかったよな？カルトに頭洗脳されたのか！？」

海人「うるさいよ、死にたいの？」

海人がハンドガンを取り出して宮近に向けて引き金を引いた。