･ ページ5
ut side
｢ふゎあぁぁ〜…｣
shp｢珍しいっすね、朝早いの｣
｢あ、ショッピくんおはよ…朝早いってか徹夜してもうてな｣
shp｢またですか…の、割にはクマあんまないっすね｣
｢んー…飯食ったらすぐ寝たいけどな｣
shp｢ダメですよ。今日会議あるんですから｣
｢せやったわ…｣
食堂へ行く途中に会ったショッピくんと話しながら、既に何人か集まっているらしい扉を開ける。けどちゃんやマンちゃんにも｢珍しい｣なんて言われると、顎の辺りがむずむずとしてくる。
｢僕だって朝起きれますぅ｣
os｢いっつも遅刻してトントンに怒られてる奴が何言うか｣
｢返す言葉もございません……、あれ。トン氏来とらんの？｣
ht｢まだみたいだね。まぁまだ時間あるし｣
はい、コーヒー。眠気覚ましに飲んで、とげどちゃんから渡され、煙草とは違う爽やかな苦味に舌づつみを打つ。
em｢おや、鬱先生。今日は早いんですね｣
｢エミさんまでそんなこと言う…｣
em｢だっていつも遅いじゃないですか｣
おはようございますと入ってきたエーミールとゾム。
シャオちゃんやグルちゃんにロボロ、時間ギリギリにシッマとチーノも来て、残すはあと一人を待つだけに。
その一人が遅れることの方が、僕は珍しいと思うんですけどね。
gr｢む…、トン氏遅いな｣
kn｢寝てんのちゃう？｣
sha｢いやシッマじゃあるまいしw｣
kn｢うるさいわシャオロン！！｣
ht｢なんか変なの。大ちゃんが早くてトントンが遅いの｣
ci｢それはそうですねww｣
｢勝手に言ってろやもー…｣
腹が空いたのか既に食べ始めているゾムをほっといて、流石に遅すぎると誰かが言い、エーミールが迎えに行きましょうかと提案したとき。
ガチャ、と食堂の扉が開く。やっと来たかと言うように全員が扉を見ると、姿を表したのは思っていたよりも低い背丈。
｢……ぇ、なんで？｣
『おはようございます、皆様方』
敬礼をして入ってきたのは、幹部補佐のAちゃん。完全に入ってから扉を閉め、もう一度ゆっくり礼をする。
gr｢…補佐は一般食堂で朝食を取るんだぞ｣
『はい、存じ上げております』
kn｢じゃあなんで来たんや｣
シッマが不機嫌な声をあげる中、Aちゃんは臆することも無く発言する。
『書記長様が仮眠を取られ、朝食は不要だと判断致しましたので、それを伝えに』
sha｢…それやったらインカムで連絡くるはずやねんけど｣
シャオちゃんの圧にも屈しないまま、彼女は口を開く。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1382人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ぽてち(プロフ) - もう1人の私と私の会話で苦しくなりました。壊れてゆくのを現するのがお上手すぎて頭が上がりません！花言葉を知っていた私は見た瞬間奇声を上げながら号泣。人には得意不得意あって尊重するべきと学べる素晴らしい物語でした。有意義な時間をありがとうございました！ (2023年4月11日 8時) (
レス) id: b72c422986 (このIDを非表示/違反報告)
ビニール袋vll - コメント❌小説⭕️ごめんなさい誤字ってしまいました (2022年12月2日 16時) (レス) @page42 id: dc34629a9d (このIDを非表示/違反報告)
ビニール袋vll - そして作者さん、とても感動して素晴らしい作品を描いてくださり有難うございます。素敵なコメントを書いてくれたあなたに幸あれ (2022年12月2日 16時) (レス) @page42 id: dc34629a9d (このIDを非表示/違反報告)
ビニール袋vll - ネコさん» 嫌いなら嫌いで自衛するべきです。わざわざここのコメ欄に書く必要はあるのでしょうか。下の方々のようにとても楽しんでいる方達もいます。そのようなアンチコメントは心の中でとどめておいてください。とても不愉快です。 (2022年12月2日 16時) (レス) @page42 id: dc34629a9d (このIDを非表示/違反報告)
ネコ - 人に酷いことしたのに幸せになる物語嫌い (2022年8月21日 17時) (レス) @page42 id: 0cd09c89d9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Toki | 作成日時：2021年3月4日 7時
