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zm side
飛び散る血飛沫。煩いくらいの金切り声。
戦場の最先端でナイフを振るう腕が止まることはなく、異様に多い敵の兵士を屠っていく。
...多いと感じるのは、1部隊の担当する敵師団数が増えたからだろうか。
｢く、.....！｣
shp｢ゾムさん！｣
｢こっちは大丈夫や！シッマの方カバー行ってくれ！｣
shp｢はい...！｣
インカムで援護を頼みながらショッピくんにも指示を飛ばし、なんとか押されつつある前線を持ち直す。あぁ、ここに
｢アホみたいに煽ってくんねやろ.....なっ！！｣
指揮の取れない部隊を爆弾で吹き飛ばし、空いた空間に突っ込んでいく。後ろから流れ込む部下に背中を預けながら、目標ポイントまでの陣地の拡大を急いだ。
──グルッペンから告げられた、最悪の可能性。
もしそれが本当なのだとしたら、俺ですら太刀打ちできない。身をもってあいつの強さは知っているから。
｢...っは、随分減ったな｣
血で汚れ、錆び付いたナイフを投げる。
新たに1本新しいものを抜き出しては、ロボロの指示通りにその身を突っ込んだ。
──信じたくない現実から、目を背けるように。
shp｢...ムさんっ。ゾムさん！！｣
｢...ショッピくん、｣
kn｢大丈夫かゾム。もうポイント着いたで｣
｢.....あぁ、そっか。わかった｣
いつの間にか、敵は退却していた。
途端に糸の切れた身体は重くなり、パーカーに染み付いた血の匂いが肺を満たす。簡易テントを張り始めた部下に見つめながら、心は何処か上の空で。
｢...ほんまにA、裏切ったんやろか｣
shp｢それは、｣
kn｢まだわからん。けどまぁ、確率的には高いやろうな｣
shp｢...どうして.....｣
考えたって仕方の無い、突き付けられた現実。
幾分か明瞭になった敵の城を睨みながら、無意識に握りこんでいたナイフを仕舞う。
kn｢とにかく今は夜に備えて休憩や。シャオロンの隊の連中も含めてしっかり休ませなあかんな｣
shp｢...そうですね｣
kn｢...ゾム｣
｢...わかっとる｣
わかっとるから。
今は少しだけ、1人にさしてくれ。
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(｡･ω･｡) - 子れは神ですか？神ですね（自己解決）ありがとうごさいますm(_ _)m (2021年12月29日 10時) (
レス) @page38 id: 564be5b250 (このIDを非表示/違反報告)
おぼろどうふ(プロフ) - うおうおうおうおうおうおう……ッッッ(混乱)なんだこれなんだこれ…！ずっと更新待ち望んで見るぞーって思ったらめっちゃ一気に話出てるし尊いしgr氏の獣みすきだし、夢主おめでとうだし……ッッ！！ここが天国ですね(昇天) (2021年1月4日 1時) (レス) id: c248a8f0c7 (このIDを非表示/違反報告)
Toki(プロフ) - おぼろどうふさん» ありがとうございますっっ！ (2020年11月23日 0時) (レス) id: 077d8e943d (このIDを非表示/違反報告)
おぼろどうふ(プロフ) - おかえりなさぁぁい！！待ってました！ (2020年11月21日 19時) (レス) id: c248a8f0c7 (このIDを非表示/違反報告)
すみれいん(プロフ) - Tokiさん» 困惑と思惑4、の最後の言葉、すごい鳥肌が立ちました。いい意味です！もう、最高ですか… (2020年9月30日 20時) (レス) id: a715f4eb82 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Toki | 作成日時：2020年7月24日 21時
