次期妻候補争奪戦【浦島坂田船】

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『どう、ですかね？』

「か、わいい」
「めっっっちゃ綺麗やん…」
「Aそのままおれのお嫁さんなってーな…」
「びっくりです、これは…」


次々と褒められ少し照れ…え、うらたさんが可愛いって言った？！


『メイドさんが、これなら皆さん納得してくれるだろうって…』


そう、選んでもらったドレスは白
前はショート丈で、後ろがロング丈になっているタイプのドレスだ。オフショルは恥ずかしいけど…


「Aーーーーーー！今から結婚式しよーや！」

『え、坂田さ、わ！！』


飛びついてきてた坂田さんを志麻さんが引き剥がす。何すんねん！？なんて大騒ぎしてる坂田さんをぼーっと見ているとうらたさんが横にきた


「……似合ってんじゃん、緑じゃないのは残念だけどさ」

『あ、さっき可愛いって「言ってねぇ」ツンデレだ…』

「ツンデレじゃないって言ったよな？」

『あ、はい』


頑なに認めないけど、うらたさんは絶対ツンデレ
可愛いって言うのは認めないのに、似合ってるって褒めてはくれるんだなぁ、なんて気づかなくていいって言われそうなところに気づく。


「あー、うらたんが独り占めしてますよ」

「あ！うらさんずるい！」


志麻さんに捕まってたはずの坂田さんがまた突っ込んでくる


『ちょ、ちょ、皆さんは着替えなくてもいいんですか！？』

「「「「あ」」」」

『着替えてきてください…』


めんどくせぇな、なんて言いながら各々ちらばって行く4人。


本当に最初とは全く印象が違うんだけど…





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