次期妻候補争奪戦【浦島坂田船】

朝食 ページ14

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うらたさんに案内され、ダイニングに着くと


『…皆さん、おはようございます』

「……」

挨拶をすると、みんながパラパラと返してくれるけど志麻さんだけは無言だった

穴があきそうなほどの視線を感じていると


「Aちゃん！こっち！！」

『あ、坂田さん』

「一緒に食べよ」

『隣失礼します』


うらたさんが起こしてくれたのに勝手に席決めても良いのかな、なんて考えてうらたさんを見ると既に定位置であろう場所に座っていた

誘ってくれた坂田さんに少し感謝しながら隣に座る


『いただきます』


朝からこんなに作れるのすごいなぁ
いつか教えてもらおう


「どー？おいしい？」

『え、はい、とっても
私も教えていただきたいなぁ、なんて』

「え！Aちゃん、ご飯作れるん！」

『まあ…そりゃ人並みには』

「今度作って！！な？？」


こんな美味しい料理を毎日食べてる人に食べさせられるレベルの腕じゃないのに…


「こーら、Aちゃんが困っとるやろ？」

「えー、食べたくないん？」

「でも困らせたらあかんよ」


食べ終わったセンラさんがコーヒーを飲みながら坂田さんを諭す


たしか坂田さんとセンラさんは三男だったはず

センラさんが1番大人っぽい気がする





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