策士な彼の愛は重い【そらる】

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すぐに熱くなる身体はもうそらるとのキスを望んでたみたい。



「んっ…ちょ、」



なんか、変な気分。

そらるの気持ちは分からないのにまるで繋がった部分からそらるの気持ちが注がれてるみたいだ。


ちゅ、ちゅと触れては離れてのキスを繰り返す。

この感じも好きだけど、でもやっぱり


物足りない。


そらるの首に手を回して私からグッと近付けばそれに応えるように深くなる口付け。


執拗に、確実に、私の気持ちは掬われていく。



「はっ、んぅ…」


「Aっ……、」



そらるに名前を呼ばれる度に身体の奥がキュンと疼くの。


唇が離れて至近距離で目が合うと欲を含んだそらるの瞳があって、きっと私も同じ目をしている。


顔を傾けた時の輪郭が綺麗

伏し目がちの時の二重幅もすき


だんだん近付いてくる顔を見ながらそらるってこんなにかっこよかったっけって思ったけど目を閉じたら見えなくなって少し残念。


その代わりに唇の柔らかい感触に意識を向ける。


優しく、でも貪るように激しくお互いを求め合う。



「ふっ、」



力が入らない私の身体はそらるに腰を支えられながら立ち上がる。


え、ちょ



「そらるっ、」



膝に差し込まれた逞しい腕が私を抱き上げる。
こんなに力があるとは思わなかった。

落ちないように首元に抱きつくと「かわいい」って呟くから私の鼓動が激しく動き出す。


ベッドに連れてかれてそのままペタンと座り込む。

ベッドの上で濡れた瞳と目が合うとそのまま唇を塞がれる。





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