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<羽生結弦選手、空野Aさんへ
2人の滑りが大好きでずっとファンです!
ちょっと不思議なものを羽生選手に送ります
彼女様に役立ててください(笑)

お2人がまた一緒に滑る時を心待ちにしています!
これからも応援しています!>






『さ!着替えてきてね!』


そんなところで微笑まないでほしい…
…不思議なファンもいるものだ




そして私は猫耳と尻尾を付けて、今に至る


結弦はさっきから可愛いって口元を抑えてるし私は恥ずかしいしでおかしくなりそうだ





「もういい?充分でしょ?」


恥ずかしくて今すぐにでも外したい一心でそう聞く
でも結弦はそれを強く止めた




『だめ、まだだめ』

「なんでよ…」

『こんな可愛いのにもう外すとかだめ』

「恥ずかしいからやだ…」

『じゃあ猫の真似してくれたらいいよ』

「何それ」

『猫の鳴き真似とか?』



結弦にこんな一面があるなんて聞いてない
でも一度言ったら変えないのが結弦
ここまで来たら止められない




「……にゃんにゃん」




私はか細くなった声で結弦に手招きをした
身長が低いせいで必然的に上目遣いになる
身長差24cm
もう少し身長が欲しかったな、なんて思っていたところだった




『もうだめだ』

「へ?わ!」






ふわりとお姫様抱っこをされ寝室に連れて行かれる
そっとベッドに下ろされて上から見つめてくる結弦
私を見る結弦の目は熱っぽくて



『もう我慢出来ないから、さ…いい?』




身長の低い私に負けないくらいの上目遣い
反則です
そんなの、断れるわけない



小さく縦に首を振れば優しく降り注ぐ口付け





『僕だけの子猫だね』






結弦はそう言うと私をそっと押し倒す
甘い時間が今、始まろうとしていた

クワド→←にゃんにゃん



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設定タグ:短編集 , 羽生結弦   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:星羽 | 作成日時:2018年2月20日 0時

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