【シャドウサイド】続章〜1〜妖魔界と鬼族

46☆ストーカー ページ46

そんな夜から数週間後。

私、ナツメはなんだかAAちゃんの元気がないようにおもう。

前だったらおはよう！って言うとすぐ反応してくれたのに、
今は、いつも空中を見てて声かけてもすぐには気づいてくれない。

私的には睡眠不足か、酒呑くんと何かあったのかなって思ってる。

あ、Aちゃんだ。

「Aちゃん、おはよう」

「･･･あ、おはよ･･･｡」

いつもにまして元気がない。

「Aちゃん、最近変だよ。もしかして酒呑くんと何かあったの？」

Aがこちらを向く。

「いや、ハルヤとは相変わらずなんだけど･･･｡私、ストーカーされてるみたいなの。
帰ってくるとハルヤの家の前に銀髪の声のしわがれた人と、
声が高くて黒髪をおかっぱみたいにしてる人が居て。
ハルヤに相談したら
『ストーカーは見えてない振りをされるのが
一番メンタル的にきついから妖怪見えない振りすれば大丈夫』
って言ってくれたんだけど、なかなかいなくならないからストレスたまってるんだ。」

シャドウサイド女子なら一度は通る道、ストーカー。

確かに元ストーカーである酒呑くんの意見は的を得ている。

「その銀髪の人達っていつから居るの？」

私は聞いた。

「2週間暗い前まではぼやけた影みたいな感じだったけど、
最近、人間のすがたっぽくなったのは3日くらいまえかな。」

「分かった。今日の放課後、調べてみよう！」


そう言ってから私はAちゃんの向こうの影に銀髪を見たような気がした。

47☆天井下がりの使い→←45☆居間

ラッキーアイテム

ケースケのTシャツ

ラッキーカラー

あずきいろ

おみくじ

おみくじ結果は「末凶」でした！

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す