閏年の鬼屠者【鬼滅の刃】

キメツ学園 ページ10

キメツ学園___それは教師、生徒揃ってくせもn((((ｹﾞﾌﾝ(((個性豊かな人々が集まっている中高一貫校。


そんな個性豊かな学園にたった1人だけの常識人(?)の事務員がいた。


滅多に姿を見せず、本来居る筈の事務室にもいない会えたらラッキーな幻のポケモン扱いなのである。


それもそのはず、広大な敷地の管理と整備をしているのは一郎ただ一人でやっているのだ。


たまーに運がいいと朝早く会うが、それも風紀委員の1部らしい。


そんな事務員の事は実は誰も詳しくない。


神出鬼没な所もあるが、一郎自身もあまり生徒や教師と関わろうとしなかった。


それもあり今や学校の七不思議となっている。


これはきっと多分生徒と教師が一郎に何とか取り入ろうとする話だろう。


「あのね？別に俺暗い過去も何も持ってないの。強いて言うなら親がいないくらいなの。普通よ？」


いや、物心ついた時から一人暮らし紛いのことをしていたやつを普通とは言わない。





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善逸side

今日からまた憂鬱な1週間が始まる……。


あ〜こんな日に一郎さんに会えればいいのに〜〜〜〜！！！


そのために？ちょっと？早くでてきたりしちゃってさ〜〜〜〜。


俺はどこぞのヒロインか！！！！！


ハァ…そろそろ富岡先生も来るよなぁーー。また髪色のこと言われんだろうなー。

地毛なのに！！！


はぁ…とため息をついていたらフワッと俺の鼻をかすめた大好きな大好きな人の匂いがした。


まさか、そんな訳、一ヶ月前にもう会ったんだ。


あの人が…一郎さんが俺の後ろにいるなんてありえない。



「やっべ。もう朝じゃん。どんだけ寝てたんだよ。」


「ビェェェェーーーー！！」


うお、びっくりした、なんて間抜け顔で言っているライバル多数の想い人。


いつもどうり…いや、何時もより多めの涙と鼻水とその他もろもろの感情を余すことなく体全体で表して体当たりをする。


きっと人の感情なんかを見れる一郎さんなら全てお見通しだろうから。


今だけは俺の、俺だけの一郎さんだから。





なんて心の中大人しいけど外では喚き散らして一郎さんに慰めて貰ったから！！！！



心臓まろび出そう！！！！！！！！！

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