高嶺の・・・Ⅱ【ONEPIECE】 (ページ5)

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41話ページ5

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戦桃丸「何者だ！」

『……………』

ﾙﾌｨ「A！？」

その名前に誰よりも早く反応したのは黄猿だった。
ルフィがAの名前を叫んだ瞬間、レイリーの剣を受け止めながらそちらを見る。
「まさか……」と呟いた黄猿の顔面スレスレをレイリーが剣で空を斬った。まるで、Aの存在に気付くな。と言っているうよにも見える。

『麦わらくん、ここは私に任せてキミたちは逃げなさい』

ﾙﾌｨ「あ、あぁ！
ありがとう！！」

ルフィがお礼を言いながら走っていく姿を見届けたあと、Aは静かに目の前の金太郎を睨み付ける
が、それに臆した様子が全くない

戦桃丸「ワイの攻撃をはじき返すとはな……
お前一体何者だ」

『名乗る義理は無いわ』

戦桃丸「そうか、それなら仕方ねェな……
麦わら達の味方をするって事だけでワイら海軍の敵だってことは十分だ！」

『そう簡単に倒せると思わないでいただきたいわね』

「足空独行(あしがらどっこい)！」と、張り手をしてきた戦桃丸の攻撃を軽く交し、足を引っかけバランスを崩したところをすかさず蹴りで撃ち込んでいく。

その際に被っていたフードが落ちAの顔が顕になる。それを見た黄猿は大きく声を張り上げた。

黄猿「戦桃丸くん！
その子がセンゴクさんの言ってた子で間違いないよォ～！」

戦桃丸「へぇー、この女が……」

ﾚｲﾘｰ「気付かれたか………」

戦桃丸「そうとなれば話は早い……
てめェも海軍本部に連行する！」

そう叫び今度こそAに突っ込んできた戦桃丸の攻撃をAはなんとか交わしていく。
攻撃を交わしていく中で、今黄猿が叫んだ言葉が妙に引っかかっていた。

「センゴクさんの言ってた子」とはどう意味なのだろうか。Aの事はほとんど世界には知られて居ないはず。なのに何故、海軍本部元帥のセンゴクは知っているのか……。

『海軍で遊んでた時はバレないように変装してたけど……』

戦桃丸「何をゴチャゴチャ言ってやがる！」

『っ……！？』

クリーンヒットまではいかないが、少々考え事をしている隙に張り手が体を掠めた。
多少の痛みに眉を寄せながら急いで後ろに飛び退くのと同時にルフィ達の叫び声が響いた。

『あれは……！？』

？「旅行に行くならどこがいい？」

『バーソロミュー・クマ……』

クマが手袋を外し、ゾロに軽く触れるとそこにはゾロなんて存在していなかったかのように、姿が消えた。

ﾙﾌｨ「ゾロ………
ゾロォー！！」