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小さなくつ ページ8

智side
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しゅんすけくんが赤ちゃん用のくつが置いてある場所に連れて行ってくれた。


沢山のくつがキレイに並べてあった。


しゅんすけくんが画用紙に書いてあった数字を見て、
その数字の中から選べるようにくつを並べてくれた。



まーくんと一緒にくつを1つずつ手に取って眺めているけど、
全てカラフルで色んなデザインの物ばかりで迷っちゃうなぁ!


僕のレインコートをチョイチョイと引っ張ってまーくんが一つのくつを見せて来た。


くつを履いて止めるテープの部分にくまさんが付いてる物だった。


雅紀「コレ!カズくんのがいい!」


智「ジュンくんはどれにするの?
僕はね?このネコちゃんのがいいと思うんだ!」



風間「2人とも決まったの?(笑)」



やっとくつが決まって、
しゅんすけくんに見せるとにっこり笑ってお金を払う所に持って行った。



風間「智くん!まーくん!こっちにおいで?」



カウンターの所に行くと可愛い箱にくつを入れてくれていた。


風間「コレが《かずなりくん》で、
こっちに《じゅんくん》って書いてあるからね?」


智「はい!」



風間「2つのくつで2,700円になります。」


智「‥この中に紙のお金が1枚しかない…。
しゅんすけくん、コレでくつ買える?」


僕のお財布の中は、ママが入れてくれた紙のお金だけだった。

パパが丸いお金の数の数え方を教えてくれてたんだけど…‥。


紙のお金はよくわかんない…。



風間「5,000円だね。大丈夫!ちゃんとつ買えるからね!)」


良かった!


しゅんすけくんが2人で来れたご褒美に棒付きキャンディーをくれた。



まーくんと大きな声で『ありがとう!』を言って、
箱に入れて貰ったくつを1つずつリュックに入れてお店を出た。




.

2人の想い→←店主



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作者名:莉乃 x他1人 | 作成日時:2017年9月7日 16時

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