イケメン夫と息子たち。[ars/1] (ページ15)

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お迎えページ15

翔side
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保育園に着くと、門から沢山の親子がニコニコと話しながら出てくる。

遅くなったから智たち怒ってるかな？

先に雅を迎えにサクラ組に行くと、
お迎えがまだな子供と並んで生田先生に紙芝居を読んでもらって居た｡

ｶﾞﾗ‥ｶﾞﾗ…

なるべく音を立てないように扉を開けたのに雅が気づいて、カバンを持って来た。

翔「お世話になりました。
あの‥家の都合で明日１日お休みします。」

生田「分かりました｡
今日はまーくん、お昼寝の後にトイレに間に合わなくて着替えました。
体調は問題なく元気に遊びました。
まーくん、またね？」

雅紀「ばぁばーい！」

ニコニコ笑顔で手を振って、
抱っこを求めて手を伸ばしてくる雅紀。

小さな体を抱きしめて、
智が居るスミレ組に向かった。

スミレ組では、女の子たちがエプロンを着けてマットが敷いてある一角で手作りのダンボール製のキッチンを使っておままごとをしていた。

智は、奥の方で一生懸命お絵描きをしている所だった。

俺らに気がついた岡田先生が智に話しかけてくれて、
片づけを始めたのを確認して教室から出てきてくれた。

岡田「智くん、手を洗ってから出てくるみたいですよ。
…‥櫻井さん、奥さんの体調が良くないんですか？」

翔「えっ？！…智が何か言ってました？」

岡田先生が突然声を潜めて聞いてくるから何事かと思っていたら、
智がお昼ご飯の時に隣の席に座った岡田先生に『ママが、朝しんどそうな顔をしてた。』ってポツリと呟いたみたい。

その後は、何も変わりなく過ごして居たみたいだけど、
おやつの後から紙に一生懸命絵を描き始めて『ママが元気になるようにあげる』って言ってたみたい。

幼いながらに少しの変化に気がついて、
元気にしてあげたいって思う優しい心が嬉しかった。

パタパタと走って来た智と岡田先生に挨拶をして車に乗った。

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