第九十六訓 ページ48
「アレは、あの時いた…」
すると、破壊神が銀時の方を見てそう呟いた。
「へぇー、生きてたんだ」
…え、なに?知り合いなの!?
「…そうか。貴様が童の雇った浪人…わしの
晴太くんが、雇った…?
え、銀時って晴太くんとも知り合い!?
そういえばさっき、なんか話してたよね…
……銀時、人脈広すぎじゃない?
「好き勝手?冗談よせよ。俺ァ女の一人も買っちゃいねーよ」
そんな事を考えている間に、話は進んでいた。
「そうか。ならばこれから酒宴を用意してやる。血の宴をな」
銀時と鳳仙が睨み合いながら言い合っている。
「過分な心遣いありがたいがそいつは遠慮するぜ。ジジイのV字の生え際見ながら酒飲んでも何にも旨かねぇ。男の極楽、吉原桃源郷…確かに大したもんだ。よくまァこれだけあちこちから別嬪さん集めてきたもんだよ。
だが、どんだけ美女を集めようがどんだけ美酒を用意しようが、俺ァてめーの
鎖で繋がれた女から酒なんて注がれても、何にも旨かねーんだよ。
ババアだらけの薄汚ねェスナックでも、笑って酌してくれんなら俺ァそれがいい。悪質なキャバ嬢がはびこるぼったくりバーでも…ケチな団子屋でも、みんなが笑って酒飲めるなら、俺ァそれがいい」
銀時……
……私、ケチって思われてたのか。
「美女も美酒も屋根さえねェ野っ原でも、月見て安っすい酒飲めるなら俺ァそれがいい。
女の涙は、酒の肴にゃ辛すぎらァ」
銀時はそう言って、刀を手にかけた。
「鎖を断ち切りに来たか。この夜王の鎖から日輪を…吉原の女達を解き放とうというのか」
「そんな大層なモンじゃねェ。俺ァただ旨い酒が飲みてーだけだ。
天下の花魁様に、ご立派な笑顔つきで酌してもらいたくなァ」
そう言った銀時は、何だかすごくカッコよかった。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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ニコぱー(プロフ) - そのへんの伊藤さんさん» ありがとうございます!!大変お待たせしてしまいすみませんでした!!これからも更新続けていく予定なので、お待ちいただけると嬉しいです。これからも頑張りますね!応援よろしくです! (2019年6月11日 20時) (レス) id: 89c1843be5 (このIDを非表示/違反報告)
ニコぱー(プロフ) - Hi!さん» 大変お待たせしてしまいすみません!!これからも、ノロマながらも更新は続けていく予定なので、気長にお待ちいただけると嬉しいです。これからもよろしくお願いします! (2019年6月11日 20時) (レス) id: 89c1843be5 (このIDを非表示/違反報告)
そのへんの伊藤さん - 続き気になります!更新頑張ってください! (2019年5月30日 16時) (レス) id: 82ec169f6c (このIDを非表示/違反報告)
Hi! - 待ってまーす (2019年5月11日 20時) (レス) id: f98b79cb93 (このIDを非表示/違反報告)
ニコぱー(プロフ) - 夜桜さん» ありがとうございます!更新頑張りますね!(`・ω・´)ゞこれからもよろしくお願いします!! (2019年3月24日 15時) (レス) id: 2e80244575 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ニコぱー | 作成日時:2018年9月15日 21時