第七十三訓 ページ25
「それじゃ、姉上。僕はこれで」
沖田くんがそう言い後ろを向く。
…沖田くんが僕って言ってるのを聞くと、笑えてくるなぁ。
「あっ…そーちゃん!…あの……あの人は」
…あの人、?
「野郎とは会わせねーぜ」
…え…?
何か、沖田くんの雰囲気が…こう、怖くなったような…?
「今朝方もなんにも言わず仕事にでていきやがった。薄情な野郎でィ」
そう言い沖田くんは行ってしまった。
「…仕事か。相変わらずみたいね」
ミツバさんは肩を落とし、そう呟いた。
…全然話が読めない。
…というか、あの人って誰だ?
おそらく、真選組の人なんだろうけど…
「オイオイ、勝手に巻き込んどいて勝手に帰っちまいやがった」
銀時は頭に手をやりそう言う
『はは…まあ、沖田くんってそーゆう人じゃないですか』
苦笑いをする私。
「ごめんなさい、我儘な子で。…私のせいなんです。幼くして両親を亡くしたあの子に寂しい思いをさせまいと甘やかしてきたから…」
…沖田くんもミツバさんも、大変だったんだなぁ。
「昔から一人ぼっち…友達なんていなかったんです。近藤さんに出会わなかったらどうなっていたか。今でもまだ恐いんです。あの子、ちゃんとしているのかって。
ホントは…貴方達も友達なんかじゃないんでしょ。無理やり付き合わされてこんな事…」
…ありゃ、バレてましたか。
それにしても、友達いなかったって…沖田くんらしいな。
『……』
少し自分の過去も思い出してしまい、胸の奥がツンと痛んだ。
「アイツがちゃんとしてるかって?してるわけないでしょんなもん。仕事サボるわSに目覚めるわ不祥事起こすわSに目覚めるわ。一体どういう教育したんですか」
銀時は頭を搔いてそう言う。
『…ストレートに言いますね。ま、私も同意見ですけど』
「友達くらい選ばなきゃいけねーよ。俺みたいのと付き合ってたらロクな事にならねーぜおたくの子」
銀時の言葉に目を見開かせる。
「ふふ、……おかしな人。でも、道理であの子が懐くはずだわ」
…なんで、
「何となくあの人に似てるもの」
なんで銀時は、
「あ?」
そんな事が言えるんだろう。
「オイ」
「「!」」
すると、パトカーが止まり、そこから声がかけられる。
「てめーら、そこで何やってる?この屋敷の…」
車から出てきたのは土方さんだった。
…私は、そんなことには目もやらず、ただ一人、呆然と銀時の方を見つめていた。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
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X
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西 - この方角に福があるはずです
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ニコぱー(プロフ) - そのへんの伊藤さんさん» ありがとうございます!!大変お待たせしてしまいすみませんでした!!これからも更新続けていく予定なので、お待ちいただけると嬉しいです。これからも頑張りますね!応援よろしくです! (2019年6月11日 20時) (レス) id: 89c1843be5 (このIDを非表示/違反報告)
ニコぱー(プロフ) - Hi!さん» 大変お待たせしてしまいすみません!!これからも、ノロマながらも更新は続けていく予定なので、気長にお待ちいただけると嬉しいです。これからもよろしくお願いします! (2019年6月11日 20時) (レス) id: 89c1843be5 (このIDを非表示/違反報告)
そのへんの伊藤さん - 続き気になります!更新頑張ってください! (2019年5月30日 16時) (レス) id: 82ec169f6c (このIDを非表示/違反報告)
Hi! - 待ってまーす (2019年5月11日 20時) (レス) id: f98b79cb93 (このIDを非表示/違反報告)
ニコぱー(プロフ) - 夜桜さん» ありがとうございます!更新頑張りますね!(`・ω・´)ゞこれからもよろしくお願いします!! (2019年3月24日 15時) (レス) id: 2e80244575 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ニコぱー | 作成日時:2018年9月15日 21時