【銀魂】【続】男装やめても一般人になれなかった件

第七十訓 ページ22

『…本格的にやばい』



財布の中身を見て、絶句する。


この前のキャバクラのやつ、結局給料貰えなかったし…



そんな事を思いながら、バイトを見つけるべく街をフラフラと歩いていた。



すると、


『…あ、すみません』

「あ、こちらこそ」


肩が誰かにぶつかった。



「何だ、オメーかよ」


『…銀さん！？』


どうやら、ぶつかった相手は銀時だったらしい。



…何だよ、銀時かよ…


…あ、そうだ。


『アイタタタッッ！！あー、さっきぶつかった肩が…アイタタッ……慰謝料ください』

肩を押さえ、右手を銀時に差し出す。


「嘘つけ！！何どこぞのチンピラ見てぇなマネしてんだよ！！」



『イダッッ！！』


すると、銀時はすかさずツッコみ、差し出した右手は思いっきり叩き落とされた。



『イタタ…思いっきり叩くこたないじゃないですかー！！』


「テメーがせこいマネするからだろ」


叩かれた右手の甲がヒリヒリする…。


『そんなこと言ったって…金がなくて困ってんですよー…お詫びに、パフェの一つや二つ奢って…』

「パフェくれェいくらでも奢ってあげやすからとにかく来てくだせェ」


すると、私が言い終わる前に何者かによって遮られた。


『お、沖田くん！？』


沖田くんは有無も言わさず私と銀時の首根っこを掴み、ズルズルと引きずってどこかへ連れてく。



ちょ、えぇぇ！？



どこ行くの！！？









・









・









私達はファミレスの席に3人並んで座っている。


…あの後沖田くんに引きずられ辿り着いたのはここだったのだ。


「大親友の坂田銀時くんと雪野Aちゃ…」


「なんでだよ」


銀時が沖田くんの頭を思いっきりテーブルに殴りつける。


…助かった。

沖田くんにちゃん付けで呼ばれたら私、全身にじん麻疹が出るところだったからね。



「オイいつから俺達友達になった？」

『そーですよ金輪際二度とちゃん付けで呼ぼうとしないでください背筋が凍る』


「何言ってんですかィ。友達ってやつァいつの間にかなってるもんでさァ」


そんなことを小声で話す。


友達！？誰がこの前人に仕事押し付けた挙句、自分はのんびり寝やがった奴の友達になるか！！

大親友なんて以ての外！！


「そしていつの間にか去ってくのも友達だ」

『さよーならー』

私達は席を立ち、店を出ようとする。


「すいませーんチョコレートパフェ6つお願いします」




…それはずるいぞ沖田くん。

第七十一訓→←第六十九訓

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーカラー

あずきいろ

ラッキーナンバー

8

ラッキーアルファベット

X

ラッキー方角

西 - この方角に福があるはずです

おみくじ

おみくじ結果は「末凶」でした！

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す