第九十八訓 ページ1
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『私、一言も闘うなんて言ってないからね!!?』
「……仕方ないな、その怪我が治るまで待ってやる」
『怪我が治っても闘いません!!』
そう言うと、破壊神は浮かべていた笑みを歪めた。
『何ですかその、“何言ってんだこいつ”みたいな顔!!私、別に戦闘狂なわけじゃないし!……それに、……そんな強いわけじゃないし』
悔しいけど。私より強い人なんてこの世にごまんといる。
だから、そんなに私に執着する理由なんてないのだ。
『――だから、私なんかと闘うだけ無駄だよ。剣を持つ勇気もない、私なんか……』
そう言ったとき。
『ッ、いたっ、イダダダダダ!!!』
突然、頭を片手で鷲掴みされた。
『いたい!!ちょっ、頭われるぅぅ!!!』
涙目でそう訴えると、手をパッと離された。
『なっ、なんなの急に!!』
未だ痛む頭に両手を置いて、破壊神に言う。
「ムカついたから。これでも手加減してやったんだよ」
だから、何その自分勝手な理由!!そして上から目線!!
「俺、自己肯定感の低い奴嫌いなんだよね」
『…え?』
「もういーや。なんかどうでもよくなった。アンタと闘うよりあの銀髪と闘った方がたのしいだろうし」
そう言って鳳仙と闘う銀時を指さす。
……そりゃあ、そうだろうね。
私と銀時なんて、比べようもないし……。
「うがあああああああッッ」
『ッ!!』
「銀さん!!」
その時、鳳仙に顔を壁に押さえられ、体が壁にめり込む銀時が目に映った。
「ありゃりゃ、もうおしまいか、ツマンないの」
破壊神は隣で笑う。
「
そう言って笑う鳳仙。
もう、ダメだ…!
そう思ったとき。
「!」
鳳仙の右目から、血が吹き出した。
「なっ…」
「負けてなんかいねぇよ
……なんと、銀時が鳳仙の右目に煙管を刺していたのだ。
「きっ…貴様ァァ!!!」
鳳仙は怒りをあらわにしてそう叫ぶも、銀時に蹴り飛ばされた。
***
大変お待たせしてしまいすみません!!
これからも、ノロマながらも更新し続けていく予定なので、よろしくお願いします!
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めぐぽん(*´・∀・)(プロフ) - こんにちは。一気に読ませていただきました。お話の続きが読める日がある事を祈ってます。 (2023年2月28日 14時) (レス) id: baf8bee298 (このIDを非表示/違反報告)
Rio - とても素敵な作品でした。(^^)♭ このお話の続きが気になってオールしました! (2022年9月18日 6時) (レス) @page13 id: 9824f121c1 (このIDを非表示/違反報告)
ぽいんせちあ - 大好きです、このお話。無理せず…いや無理してでも更新お願いします!! (2022年5月4日 10時) (レス) @page13 id: d1e9fea686 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこのみんと(プロフ) - とっても素敵なお話をありがとうございます!いつか修正が終わってまたこのお話が更新される日を心待ちにしてます(^-^)頑張ってください! (2020年9月22日 15時) (レス) id: dfbb799ac9 (このIDを非表示/違反報告)
もえ - 続きとても気になります!更新頑張ってください! (2020年3月6日 21時) (レス) id: ec56057e30 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ニコぱー | 作成日時:2019年6月11日 20時