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第3クォーター残り43秒
試合が再開された。
ペースを落として慎重に攻め
切り札を生かすタイミングをはかっているように見える。
そして、試合は動いた。
高尾を交わした黒子は
貴『!』
ドライブで真ちゃんを抜いた。
貴『(どうして抜けたの…どうやって…)』
続けざまに高尾をも抜き
ミスが増えた。
試合は振り出しに戻った。
木「まさかドライブとはな…」
大「信じられないが,認めるしかない
現状最大の驚異だ」
宮「けど、立場が逆転した訳じゃねぇ
10番はもう限界だ緑間のシュート打ち放題だぜ」
それぞれの声に耳を傾けながら考える。
消えるドライブなんて聞いたこともなかった
なにかあるとは思ったけど,それはパス回しでだとばかり
ドライブなんて想定外だった。
カラクリはなにか…記憶を辿って考えることしか
今の私にはできなかった。
緑「なにを焦っているのだよ」
貴『…真ちゃん』
緑「1人じゃないと俺に言ったのはお前だろう
黒子のドライブを防ぐ方法など
お前が分からずに誰が分かる
桃井の憧れた所はお前のデータ分析能力だけではなく
常に選手と同じ立場になろうと努力しているところなのだよ
そんなお前が早々に焦って悩んで諦めるつもりか」
貴『!』
高「そーそー
まぁ,桃井ちゃんの話とかはわかんねぇけど
俺達が頼りにしてんのはAちゃんなんだからさ」
貴『高尾…』
大「頼むぞA」
木「待ってるぜマネージャー」
宮「わかんねぇとか言ったら轢くぞ」
貴『!……はい!私も頑張ります!』
何を焦っていたのだろう。
この人達の言葉を聞くほど
さっきまでの自分が馬鹿馬鹿しく思えてきた。
貴『(秀徳に来てよかった)』
彼らとバスケをする事ができてよかった
心から思った時だった。
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るる(プロフ) - 花束を抱えてさん» 温かいコメントとても励みになります!少しずつにはなりますが、これからも更新頑張ります! (2020年6月21日 8時) (レス) id: c0c24767cc (このIDを非表示/違反報告)
花束を抱えて(プロフ) - 秀徳に合わせた原作沿いの作品でとても面白いです!!更新楽しみにしています!!応援していますよ(*´∇`*) (2020年6月20日 22時) (レス) id: 04dac8455e (このIDを非表示/違反報告)
るる(プロフ) - anii1202さん» ありがとうございます!頑張ります!! (2020年5月15日 22時) (レス) id: 0adac37250 (このIDを非表示/違反報告)
anii1202(プロフ) - 更新楽しみに待ってます。 (2020年5月10日 0時) (レス) id: 643105c71c (このIDを非表示/違反報告)
るる(プロフ) - すずなさん» ありがとうございます!これからも頑張りますのでよろしくお願いします! (2020年5月9日 22時) (レス) id: 0adac37250 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:るる | 作成日時:2020年4月6日 14時