桜色Memories2【黒子のバスケ】

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決勝リーグ進出が掛かった試合

結果は言わずもがな，圧勝。


そして始まった決勝リーグ

誠凛はすぐそこのコートで泉真館と試合をしていた。

どうやら勝ったようだ。


秀徳も勝ちは決まっている。

けどそれより気になるのが

対戦相手の霧崎第一に主力選手が1人もいないことだ。


ラフプレーの有名なこのチームは

試合が始まる前にも充分すぎるほどのデータを伝え

私も警戒していた。


でも始まってみれば

今までの主力は1人も見当たらない。

しかし、怪我人が出ないことは喜ばしい事だった。




緑「とっとと帰るぞ…高尾，A」


貴.高『「え？」』


緑「人事を尽くしていない

反吐が出る試合だった…」



そう言って観客席の方に目を向ける真ちゃん


私も高尾も片付けを急いだが

隣の誠凛に目を向けると

あちらも気づいたようでお互いに緊張感が増した。





.





天気は雨


少し湿ったような空気を控え室まで歩いた。



控え室には暗い中

ただ一点を見つめ集中している真ちゃんを見つけた。



貴「前も雨…降ってたよね」


高「時間だ…行こうぜ」


緑「…あぁ」






再戦の時…。

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